satoyamanekokunのブログ

猫たち、お酒、山に虫、神社仏閣、全くまとまりのないブログですいません。

給食の思い出(1)「肉の嫌いな話」

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 先日、ダイソーで娘の好きな「ゼリービンズ」をみつけました。この日は別のものを買いにいったのですが、「レジ待ち通り」は長い列になっていてふと視界に飛び込んできたので、空かさず2袋買って帰りました。

 

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 「春分の日」家族3人は娘の寮で使うものなどを買い物に行ったので、自分はお寺さんにお参りをしてお墓参りに行きました。樹齢400年と言われる「枝垂れ桜」の蕾も紅く膨らんでいて、お墓に行く道ばたには「オオイヌノフグリ」がきれいに咲いていました。

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 山では「ダンコウバイ」も咲きました。まだまだ朝は寒い日もありますが、春の選抜高校野球の季節は昼間はポカポカで良い季節です。もうじき「コブシ」も咲きだすと思います。

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  話は全く変わってしまいますが、給食の時間が恐怖だった方はいませんか。給食の時間に「食べられないもの」を無理やり食べさせられたことはありませんでしたか。「肉」が食べられなかった方はいませんか。

 

 小さい頃は、「好き嫌いを言わないで、何でも食べなさい」とよく言われたものす。自分は肉が食べられませんでした。「好き」「嫌い」の嫌いとかいうレベルの話ではなくて、食べられなかったのです。

 

 肉は動物の体の一部で、およそ人間が食べるものだとは思っていませんでした。そんな訳で給食のオカズに肉の入ったものがあると、毎回決まって先生に「好き嫌い言ってないで食べなさい」と責めたてられました。

 

 周りの同級生(特に女子)からも「食べろ食べろ」と、半ば面白半分に責めたてられましたので給食の時間は恐怖の時間でした。

 朝から「今日の給食にまた肉の入ったオカズがあったらどうしよう」と頭の中はそのことでいっぱいでした。

 

 そして先生によく「お前の家は貧乏だから肉なんか食べたことないんだ」と吐き捨てるように言われたことを、昨日のことのように覚えています。確かに戦後の開拓地の生活は明日の食べるものもままならないようなほどでしたが、教職の立場の方が言って良いことかどうかとても疑問に思います。

 

 一度は無理やり口に入れられたことがありました。すぐに吐き出したい思いでしたが、とても噛むことなどできないので我慢して丸飲みしました。これはとにかく辛い思い出です。

 そして午後の理科の時間でしたが、お腹が気持ち悪くなって急に吐き気がしました。とても我慢できる状況ではなかったので、先生にトイレに行きたいとお願いして立ってトイレに行こうと方向転換したとたんに、お腹の中のものを全部吐いてしまいました。

 その一件以来、無理やり食べさせられることはなくなりましたが、給食の時間はけして楽しい時間ではありませんでした。

 

 肉を初めて食べたのはたぶん鶏肉だったと思います。低学年の頃は本校まで遠いのと雪も多いので、冬期間はこの地区内にある分校に通いました。そのときの低学年担当の先生が鶏のモモ肉が出た時に「勿体ないから家に持って帰りな」と言って、新聞紙に包んでくれました。家に帰っておふくろに渡すと、お箸で少しつまんで食べて自分にも一つまみ「美味しいから食べてみな」と言われて恐る恐るたべてみました。美味しいとは思いませんでしたがそれ以来鶏肉は何とか食べられます。

 

 社会人になって、友達と野外で焼肉をやってお酒をいただいた時のことですが、たぶんその時の肉はジンギスカンだったと思います。ビールをけっこういただいたころタレ匂いが甘辛くて美味しそうだったので、カリカリに焦げた小さい肉を恐る恐る口に入れてみました。さすがに焦げ焦げだったし酔っ払いだし、味などさっぱりわかりませんでしたが肉が食べられたということが嬉しかった。

 

 それ以来、ラーメンの上のチャーシューなんかも恐る恐る食べてみました。そして徐々にでも色々な肉を何とか食べられるようになったのですが、ここ数年、歳のせいでしょうか脂っぽいものとかあまり体が受け付けなくなるとともに、小さいころのように肉も全く受け付けなくなりました。やはりどう考えても人間と同じ動物の体の一部で、食物という気がしないのです。

 

 それじゃ、魚や、昆虫、植物は食べて良いのかということになると、食べるものもなくなって餓死してしまいますが、いずれにしても他の生き物の命をいただいて生きているので、食べるものはありがたく感謝していただきたいものです。

 

 

 

 

 

 

夏から秋に

 


 


 夏、朝は暗いうちから畑に・・・。明るくなると見事な朝焼けになる日も珍しくありません。しばし収穫も忘れて見入ってしまいます。

 

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 佐久交通安全協会 青年部に所属していたころ、岸野支部の旅行で昼神温泉に行った時、泊めていただいた「かんぽの宿」の朝市で買ったアジサイが毎年かわいい花を咲かせます。

 

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 7月31日 長かった梅雨がやっと開けました。ニュースでは8月1日でしたが、既に前日開けていたようです。ズッキーニの収穫もいよいよ本番です。

 

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と言いつつ、暇さえあれば虫ばかり追いかけて生きてます。

 

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 佐久交通安全協会 常任理事会の後の懇親会です。けっこう楽しみなのですが、今は大人数での飲食もままならないですね。小鮒の煮つけが何とも佐久地方の秋という感じですね。

 

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 朝の散歩の途中で見つけた秋の花です。

 

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 娘たちの高校の文化祭も夏から秋に、しかも縮小で親たちは行けませんでしたが、

開催出来てほっとしました。娘のデザインした手ぬぐいも売られたようです。良い思い出になったようでした。ロータリーのシンボルウォールもいつもよりは小さいけれど頑張って描いた様子が伝わってきました。

 後夜祭も楽しかったようです。花火もたくさん上がっていて、家からは見えませんが長い間、景気の良い音が聞こえていました。

 

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 「カエルのお店」の志村さんからいただいたカエルの置物を玄関に置いてみました。

 

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 10月18日 浅間山 初冠雪です。今年の冬は寒くなりそうです。それにしても、この手前のさら地に焼肉屋さんとラーメン屋さんがあって、ここのお店のラーメン好きだったんだけど寂しいですね。

 

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 秋は何かと忙しかった記憶があります。それでも少しの時間近くの山に行くと、かわいい山の恵みに出くわします。

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 紅葉したコシアブラです。独特な色彩なのですぐにわかります。

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 鹿さんの落とし物。時々拾いますが、これは大きい!

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 甘くておいしいカボチャです。取り遅れて霜にあったものもありましたが、蒸しただけでもしっかり美味しい。

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 小諸市 懐古園の紅葉を見に行きました。この時期に懐古園に行ったのはたぶん初めてですが、かなり賑わっていました。

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  千曲川の向こうに夕日が沈みます。

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 何とも暖かい感じの街灯です。

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 岩村田の北盛楼さんのお蕎麦をいただきました。作家の司馬遼太郎が佐久総合病院に入院している友人のお見舞いに来られた折に、こちらでお蕎麦をいただきながらお昼のニュースで田中角栄氏が逮捕されたことを知って驚いておられたとのことです。東京地検特捜部はGHQがつくった組織なので、アメリカが不利益を被ると思われる案件には敏感に反応しますが、森友学園問題や加計学園問題、「桜を見る会」など、日本国内ではかなり悪質なものでも国内の問題にはあまり俊敏には立ち回らないようです。ちょうど女房が座った席で、お蕎麦を食べながらニュースを見ておられたということです。

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 春は新型コロナウイルスの感染が広がって、好きな山にも登れずモヤモヤしていて、それでも畑仕事ははかどったのですが、梅雨に入ったと思いきやほとんど毎日雨降りでした。

 畑は草だけのびて、せっかく順調だったズッキーニも脇芽だらけで、その脇芽にヘチマみたいなのがゴロゴロなっていました。空かさず最初に植えた5通りは全部抜き取りました。

 7月31日やっと梅雨が開けました。農作業に山に虫探しに忙しくなりました。


 

お酒の話(6)

 長野県は、佐久市新型コロナウイルス感染警戒レベルを5に引き上げ、特別警報Ⅱとしました。朝、防災無線で放送があって、Facebookでも連絡がありました。

 1月13日(水)「緊急事態宣言」の対象が1都3県から11都府県に発令されましたが、既に小出しでノロノロやっている場合ではないです。

 国内に新型コロナウイルスの感染が拡大したいちばんの原因は、昨年の二月中国の「春節」に併せて中国人観光客を歓迎して受け入れたことです。そして、感染が拡大してから卒業前の突然の休校、共働きで小さい子供さんのいる家庭は大混乱だったはずです。

 そして、感染者数が少しは落ち着いたと思いきや、「GoToキャンペーン」などという支援政策が始まってしまいました。今回の「緊急事態宣言」では、外食・会食がいちばんの原因のように言われていますが、実際には感染経路が不明なケースが最も多くて、全体の63.9% 次いで家庭内感染が20.6% 会食によるもの3.5% 次いで施設、職場、接待、その他の順になりますので、会食することを避けるというより人ごみを避けるよう行動することがいちばんの予防になるのではないでしょうか。

 そうはいっても、大勢でしかもお酒をいただきながら会食するのは、感染リスクも多くなると思いますので、もちろん避けたほうがいいはずです。最初はみんな静かにいただいていても、飲むほどに会話も進んで気がつけば、飛ぶ鳥も落とす勢いになってしまう方も時々お見かけします。 そんなときは、取って置きのお酒に美味しいおつまみをいただきながら、気の合う仲間に呼びかけて、パソコンに向かってオンライン飲み会なんて如何でしょうか。

 それにしても今年の冬は、昨年の年末から寒い日が多くてもううんざりといった感じです。それでもこちらの東信地方は雪が少ないだけ助かっています。コブシの花の咲く季節が待ちどおしい気がします。

 

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 自分たちが小さいころおふくろが、小正月に併せて「稲の花」という米粉をせいろで蒸して、食紅で紅く染めたものと、白いままのものと水滴の形のしてヤマボウシの枝に刺したものを造ってくれました。家々で個性があって、「繭玉」と称してお蚕さんの繭の形にする家も多かったようですが、それを知ったのはここ20年以内くらいのことです。何れにしても農作物の豊作を願って、神様に奉納したのが始まりだと思います。

 そしてもう一つ、この時期楽しみにしていたものと言えば、この地域で「おなっとう」と呼ばれるものがあります。いわゆる朝食のおとものダイズを発酵させたものではなくて、軟らかめに炊いたご飯に麹を混ぜて炬燵の隅に二日ほど置いておくと、発酵が進んで更に柔らかくなって甘くて美味しい発酵食品に変わるのです。「お」がつくことで、いわゆる大豆の「納豆」と区別していたような気もします。甘いものに飢えている時代だったので、それは美味しいものでした。おかゆほどにゆるく炊いたものに麹を加えて、同じように温めておくと自家製の甘酒もできます。

 この「おなっとう」にササゲマメやアズキを甘く煮て混ぜたものや、市販の甘納豆を加えたものなど家々で色々な工夫がされていて美味しいかったです。自分は甘くてやわらかいアズキの入った「おなっとう」が特に好きだったように思います。そういえばここ何十年と忘れ去られた食品ですが、今はお金さえ出せば何でも手に入る時代と勘違いしてしまいますが、いくらお金を出しても手に入らないものもたくさんあるのだということを忘れてはいけません。あの自然な甘さが忘れられないので、今度は自分で造ってみようと思います。

 そんな訳で春が待ちどおしい季節にぴったりのお酒をみつけました。戸塚酒造株式会社さんの、特別純米酒「春よ来い」です。アルコール分 15度 精米歩合 59% 

 一口、口に含むと何ともすっきりした飲み口で、美味しい湧水をいただいているようですが、その後口いっぱいに広がる熟成感を感じる甘さがとても美味しいお酒です。

 

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 「大雪渓」とならぶ、北アルプスの山小屋ではおなじみの山の酒 株式会社 薄井商店さんの「白馬錦」しぼりたて無濾過生原酒 仕込みNo,01です。

 精米歩合 65% アルコール分 16度

 文字通り「無濾過」なので、わずかに白濁したところが「しぼりたて」そのものという感じがします。華やかで甘くて酸っぱい果実臭です。一口いただくと、甘みと酸味、辛味のバランスの良い美味しさが広がります。後味はすっきりほんのり辛口です。

 「01]と大きく入ったラベルが目にとまりました。

 

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 「大寒」と聞いただけで背筋も凍る思いがしますが、早い時期から寒かったので何だか体も慣れてしまったような気がしないでもないですが、それでも時々昼間暖かい日があるのが嬉しい気がします。美味しいお酒を見つけていただくのも、秋からこの時期にかけての楽しみのひとつといえます。

 黒澤酒造株式会社さん、「井筒長 しぼりたて新酒」をいただいてみました。上品な果実臭と、爽やかな甘さにやさしい酸味、どちらかというとやや甘口でしょうか。

 精米歩合 65% アルコール分 19度と度数は高めですが、新酒にふさわしいとても飲みやすいお酒です。ラベルの杉玉がかわいいです。

 

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 会社の大先輩からいただいた黒龍酒造株式会社さんの、純米酒「九頭龍」いただいたお酒には敬意を表して必ず感想を述べたいと思います。

 香りはすっきりとしたほのかな酸味を感じました。一口いただくと酸味に続く甘味、後味はやや辛口といった感じです。飲むほどに味わい深いお酒だと思います。

 アルコール分 14.5度  精米歩合 65%

 そう言えば今夜は「🍢」なので、お風呂上りに久しぶりに熱燗でいただいてみました。燗も合うお酒です。一升瓶でいただいたので、幾日か楽しむこたができました。

 どこかの本で、お酒は必ず一升瓶で買い求める。というお方の話を読んだ覚えがあります。「初めて飲む銘柄は、一升くらい飲まなければ本当の良さが分からない」というような内容だったと思います。確かに頷ける内容のような気もします。

 そして「九頭龍」と聞いただけで、自分のような化石好きにはたまらない地名といえます。ご存知のように、九頭龍川からはたくさんの恐竜の化石が発掘されてるからです。

 

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 山用のズボンも、ごわごわのニッカは虫に食われて穴だらけです。もう一本くらい寒い時期に履けるズボンが欲しいと思って、上田のアリオの中のゼビオに行ってみました。なかなか専門店がないので限られたもので贅沢も言っていられませんが、今履いている靴は底が柔らかくていまいちです。この前の靴がとても気に入っていたのですが、さすがに20年以上も履いていたので、子供たちが小さいとき一緒に双子山から双子池に行った時、ウレタン樹脂のところから底が剥がれて、帰りは大変なことになってしまいました。幸いにも北アルプスを歩いている頃でなくて良かったとほっとしました。こういう時のために長めのインシュロックを何本かリュックの中に入れておくと応急処置になるのだそうです。

 たぶん松本に行けば、品揃えの良い専門店も多いと思いますが。それでも少々温かそうなのが、運よく特価になっていたので買い求めました。今履いているズボンも気に入っているのですが、おろした初日、北横岳から亀甲池に下る途中、湿った石で滑って転んで膝のところに穴が開いてしまいました。一度で捨てるなんて勿体ないことはできないので、「日の丸」の国旗のワッペンを貼りつけて使っています。

 そして、上田まで来るともう一つの楽しみはお酒のコーナーです。大雪渓酒造株式会社さんの「秋上がり」と「秋の純米酒」の秋らしいきれいなラベルが目にとまりました。今日はこのどちらを選んでみようか悩んだのですが結局、一本だけ残っていた「秋の純米酒」を買って帰りました。

 火入れをしない「生」と呼ばれる状態で低温貯蔵して、瓶詰の直前に火入れを一回だけ行った「生酒」です。「生貯蔵酒」にふさわしい新鮮なフルーツのような香りと、すっきりとした喉ごしが秋らしさを感じます。

 アルコール分15%  精米歩合59%

 

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 お寺さんでいただいた、土屋酒造株式会社さんの特別純米酒「茜さす」

 アルコール分 17度 精米歩合 59% 世界灌漑施設遺産に認定された五郎兵衛用水の通る、五郎兵衛新田の無農薬酒米を使用したしたこだわりの一品。香りは熟成感のある華やかな香り、とてもまろやかでやや甘口だと思います。

 

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 大雪渓酒造さんと黒澤酒造さんの「絆MIXコラボレーション 純米酒

 アルコール分 16度  精米歩合65%  これは驚きました。何ともギスギスした世の中に微笑ましいお酒ではないでしょうか。ためらいなくいただいてみたくなりた。

 甘味、酸味、辛味のバランスが絶妙でお互い邪魔することはなく、とても飲みやすいお酒ではないでしょうか。

 

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 娘の大学の面接で女房と一緒に前泊で行って、おみやげに買ってきてもらいました。

 銀盤酒造株式会社さんの特別本醸造剣岳」、すっきりした果実臭に酸味と甘みがほどよく口に広がりますが、後味はすっきり辛口です。富山湾の美味しい魚でいただきたいと思いました。 アルコール分 15度  精米歩合60%

 富山といえば結婚する前に、立山「雄山」に登って食べたカップ麺と室堂でお昼にいただいた「マス寿司」が美味しかったのを思い出します。

 

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 年を重ねるごとに腸内細菌の数も、だいぶ減ってしまっているのでしょうか。体に良いと言われるものでも、ちょっと食べすぎると調子が悪くなったりします。お酒も強いものをショットでいただくなんていう飲み方もできなくなりました。最近は出来るだけ胃腸にやさしい食事と、やさしい飲み方をするように心がけています。

 昨年から久しぶりにヤクルトのお姉さんが、会社に来ていただいているので食後にヤクルトをいただいています。最初は「ヤクルト400」をいただいていましたが、一か月ほど前から「ヤクルト1000」に変えてみました。以前よりかなり胃の調子が良くなったように思います。

 そして新型コロナウイルスが一日も早く落ち着いて、ごく普通に外食も楽しめるようになればいいのですが、なじみのお店や美味しいお店がなくなってしまわないよう祈る思いです。ここのところ在宅療養中に容態が悪くなって、亡くなられてしまう患者さんが多いようです。しかも感染したことを苦に自殺してしまう方もいるのです。何をもって最善と言えるかはわからないけれども、出来ることはとにかくやってほしいと思う日々です。

お酒の話(5)

皆さん新年、明けましておめでとうございます。もっと天気が荒れる年末年始だと覚悟していたのですが、こちら東信地区は冬型の気圧配置になるとひたすら寒いですが、雪は少なく思っていてよりは穏やかな正月です。しかし、県の北部や日本海側は年末から大雪に見舞われているようです。除雪中の事故にはくれぐれも注意していただきたいと思います。

 

元旦はお寺さんにご年始に行っていつもの年ですとその後、区の新年会に行って皆さんと新年の挨拶を交わして、一杯いただくのが恒例になっていますが、今年は新年会は中止になりました。午後は女房と運動がてら歩いて氏神様までお詣りに行きました。お詣りして帰ろうと思ったのですが、お賽銭箱の隣にワンカップのお神酒と、使い捨てのコップが用意してくれてあったので、そのコップに半分ほど(お神酒の割には少し多い)注いでいただきました。しっかり冷えていてとても美味しかったです。

 

子供たちが小学校5年生のとき、蓼科山登山があってその日は「望月少年自然の家」で飯盒炊飯をしてキャンプして、とても楽しい楽しい2日間だったようです。

その一週間前の休日に(たしか土曜日だと思いました)親子で小学校に集合して、飯盒でご飯を焚いて飯盒でカレーを造って、先生を囲んでみんなでお昼をいただきました。久しぶりに、飯盒で炊いたご飯とカレーが美味しかったのを覚えています。

たまたま娘のときも、息子のときも幸運にも同じ先生で楽しい思い出でした。

娘が帰ってきて500mmℓのペットボトルに「望月少年自然の家」の水を持って来てくれました。冷蔵庫に入れておいたその水を夕飯のときお酒をいただきながら、「和らぎ水」としていただいたら超軟水でとても美味しかったのを覚えています。

そう言えば子供たちが小さいころは、時々美味しい湧水を汲みに行ったのを思い出します。新和田トンネルの料金所近くにある「黒曜の水」に、小諸市 諸という地籍にある「弁天の清水」によく行きました。

小諸市で今では唯一の造り酒屋、大塚酒造株式会社さんの「浅間嶽」小諸産低農薬米と諸の湧き水「弁天の泉」で仕込んだ。というお酒です。精米歩合 60% アルコール分15度 最初はほのかに甘く後味はすっきり辛口、正に「甘辛ピン」という表現がピタリと当てはまる気がします。

 

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佐久市平賀の芙蓉酒造協同組合さんの純米原酒「よよいの酔」 精米歩合65% アルコール分17度 ほのかな果実臭に熟成感のあるやさしい甘さが美味しいお酒でした。冷やしていただいたら、いっそう美味しい気がしました。そしてまたラベルの絵がとても楽しいですね。

 

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ビートルズを聞きながら仕込まれることで有名な、伴野酒造株式会社さんの「Beau Michelle」(ボー・ミッシェル)これが日本酒と思うほど、お洒落な銘柄とラベルにあいまって爽やかな甘味と酸味のバランスがワインのような美味しさを感じます。アルコール分 9%なので、女性にも人気が高いお酒です。冷やしていただきたい一品だと思います。

 

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大雪渓酒造株式会社さんの「大雪渓」「しぼりたて生原酒」です。 アルコール分 20度 すっきりとした甘さと程よい酸味、しぼりたてならではの美味しさが口いっぱいに広がります。「大雪渓」の中では、どちらかというと微妙に甘口かなと思います。

 

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佐久の花酒造株式会社さんの純米吟醸 原酒「佐久の花」一口いただくとやさしい甘さが口いっぱいに広がります。その後はすっきり美味しく喉を通て行きます。

精米歩合 59% アルコール分17%  ワインのようなスリムな瓶の形がお洒落です。

 

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 大澤酒造株式会社さんの「善光寺秘造酒」けっこう辛口ですが、すっきりした酸味がすいすい飲めて飽きない美味しさです。 精米歩合 60%  アルコール度数 15度以上16度未満 ラベルに「高精白 辛口」と表示されているだけあって間違いなく辛口です。

 

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今日は既に1月3日(日)明日からは仕事です。子供の頃は、1月15日までは「松の内」と言われていましたが、最近では1月7日までが「お正月」という認識のようです。そのうち1月3日までの三が日位になってしまうのでしょうか?恐ろしい感染症も何とか落ち着いてくれることを祈る思いです。

 

あまり人ごみに出かけるようなことは避けたいものですが、冬はどうしても野菜不足と運動不足になりがちです。免疫力を高めるためにも適度に運動して、緑黄色野菜を意識して食べるように心がけたいと思います。最近、緑茶が新型コロナウイルスに対する効果があるという情報もインターネットで見かけた気がします。そういわれれば、緑茶のカテキンは「O-157」と食中毒に効果があって、ガンの予防にもなるという話もありましたので、全く根拠がない訳でもない気がします。そして美味しいお酒をいただいて、楽しくゆったりした気持ちで今年も乗り越えていきたいと思います。

死ぬまで山歩き(5)

 11月せっかくの三連休なのですが、案の定GoToキャンペーンの影響で新型コロナウイルスの感染者が急増してしまいました。そもそも泊りで旅行に出かける余裕もなければ、人の多い観光地に行くのも怖いので、せめて一日くらいは山歩きでもしたいと思いました。

 早速、いつも一緒に登っている友達と,前回お誘いしたもう一人の方を誘ってみました。みんなの都合のいい日と登りたい場所が決まりました。さて、前回のような見切り発車は結果的には楽しかったとしても、あまり関心はできない行動だと言えます。今回は下調べを入念にしておきたいと思いました。

 目的地は、美ヶ原に決まりました。いまのように車で行かれるようになって久しいですが、そのまたはるか前は歩いて登るしか方法はありませんでした。そこで古きを訪ね、その時代の登山道を歩いて登ってみるのが楽しいのではと思いました。旧武石村にある焼山沢登山口からアプローチしたかったのですが、武石観光協会に電話をして確認したところ、去年の台風19号の影響で登山道は現在通行止めになっているとのことでした。

 空かさず後日、長和町観光協会に電話をしてみました。扉峠からの登山道は問題ないということでした。但し、「必ずコンパスを持って行って下さい」と言われました。確かにいつもリュックの中には忍ばせていますが、あまり使ったことはありませんでした。

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 旧中山道の和田宿を過ぎて、しばらく走って国道142号線から、県道67号線に入りました。こちらは先日行った、大弛峠とは違って全面舗装されていましたが、今日もまた自分たち以外に車の通った気配はありませんでした。もちろんすれ違う車の姿すらありませんでした。しばらく進むと、やはり頑丈そうな遮断機がありましたので、冬期間は閉ざされてしまうのだと思います。

 またもや、冒険染みた気になってきてしまいました。自分一人だったら心細くなって引き返して別の山に登っていたかも知れませんが、今日は三人いるし、既に一人の友達は楽しくて仕方がないようすでしたから、そのまま車を走らせるとビーナスラインに出ました。左折してしばらく進むと、扉峠の駐車場に出ました。車は20台ほど止められるようです。峠にはドライブインがありましたが既に営業はしていませんでした。駐車場にトイレがありましたので、トイレを借りて支度をしました。

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 こちらが登山口ですが、あまり人が分け入った形跡はありませんでした。いきなり急坂になりますが、いつもの通り体が温まってくると楽になります。はるか南に蓼科山も見えました。

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 急坂を過ぎると、開けた草原の中を進みます。この辺りから足元を見ると、もちろん花は咲いていませんが、ウツボグサがたくさんありました。初夏に訪れるとあのかわいい紫の花がたくさん見られると思います。

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 ところどころ大きな石に針葉樹の中をすすみますが、足元にはかわいいマツボックリが落ちています。エゾマツ?トウヒ?・・・。たぶんトウヒだと思います。

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 ばったりカモシカに行き会いましたが、しばらくお見合いしていたらなんと更に近づいてきてくれました。

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 茶臼山山頂が見えてきました。

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 なだらかに登って茶臼山に到着しました。

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 三角点と思われる杭が3本ありますが、いちばん手前の「国土地理院」と入っているものが正確な位置でしょうか。

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 ゆっくり茶臼山頂上を満喫して先に進みます。

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 はるか前方に王ヶ頭が見えてきました。右手には「美ヶ原高原美術館」のオブジェも見えますが、このきれいな高原には何とも不釣り合いな建造物に見えるのは自分だけでしょうか。

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 けっこうガレ場と要塞のような巨石群もありました。

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 すれ違った方と話をしたら、たぶんこの辺りのことでしょうか、「とても風が強いので気お付けて下さい」と教えていただきました。

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 松本平から障害物もなく吹き上げてくる風は、たしかにすさまじい勢いですが足元を見ると、あのかわいいコケモモの紅葉した葉がまだ残っていました。

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 この辺りに来たときは風もなく、陽だまりで風で冷えた体を温めてもらいました。

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 このまま好天が続いてくれることを祈ったのですが、残念ながらこの後は曇りがちで風が強くなってしまいました。

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 「塩くれ場」手前のトイレは閉鎖されていましたが、扉にはかわいい牛の顔がありました。

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 「塩くれ場」のいちばん手前の碑が、古そうで何故か気になって三人で確認しました。「遭難記念指導票」と書かれていて、「昭和4年9月18日この地に遠足で訪れ遭難して亡くなられた」というような内容のようです。「松本第二中学校校友会」という文字も確認できます。楽しいはずの遠足で何があったのか知る由もありませんが、何とも悲しい出来事です。誰からということもなく膝まづいて、三人で石碑に向かって目を閉じて合掌しました。

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 「塩くれ場」には、色々な碑があります。

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 すっかり陽は隠れてしまいましたが、「美しの塔」に向かいました。

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 帰り右手に松本平の見えるこの辺りは、立って歩くのもやっとのような強風が吹いていました。

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 その代わり茶臼山の頂上は天気が良くて、さっきの風が嘘のようにおだやかでした。雲の切れ間からは諏訪湖も見えました。

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 コメツガの木にサルノコシカケを見つけました。

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 今日も無事、登山口に戻ってくることができました。帰りはまだ時間に余裕もあったので、中山道「和田宿」に寄ってみました。その昔旅人たちはここに宿をとって、和田峠を越えて下諏訪の街に向かったのでしょうか。

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 立派な鐘つき堂のある禅寺 信定寺にもお邪魔してみました。

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 扉峠という峠が松本に向かう峠だということを、この歳になって初めて知りました。それにしても「峠」というところは、ここを超えるとどんな景色が、また、どんな街があるのだろうと思いを馳せる、何とも魅力的な場所のような気がします。次回は、登山道が復旧してくれることを願って是非とも、焼山沢登山口からアプローチしたいと思います。

死ぬまで山歩き(4)

 前回の山行は、天気は決して良くなかったのですが、とにかく久しぶりなので何とも楽しい一日でした。そして、はるか前から千曲川信濃川源流地標の上の、甲武信岳と反対の稜線の先の峰々に行ってみたいと思いました。

 毎回一緒に登ってもらっている友達と約束をして、楽しみに一週間がんばろうと思ったのですが、10月21日(水)朝起きると左の犬歯辺りの歯茎が痛くて、午後になると頬が腫れてきてしまいました。次の朝は更に左目も見えづらくなるほど、腫れあがっていました。仕事を休ませてもらって、いつも通っている歯医者さんに行きました。 こちらの歯医者さんは、もう二年以上通っているかかりつけ医さんです。

 麻酔して処置していただいて、痛み止めと化膿止めの薬を出していただいて、夜も痛くてほとんど眠れなかったので、午後は早速薬を飲んですっかり休んでしまいました。後日、金曜日はもちろん出勤して、食事は出来るだけ歯に負担のかからないものを食べるようにしました。化膿止めの薬も効いてこの日の午後にはだいぶ腫れも収まりました。

 そして、次の日はいつもの会社の友達と山に登る約束をしていたのですが、女房に「明日はおとなしく家にいるんだよ」と言われたが、約束は約束、自分は野山を駆け回るのは、疲れた体と精神に何よりの薬だと思っていますから、「明日は約束通り行く」と小さく答えました。

 川上村から金峰山、小川山の登山口のある廻り目平をめざしました。廻り目平に向かう道すがら素晴らしい景色が視界に飛び込んできました。はるか30年ほど前になりますが、前の会社の山仲間と金峰山に登った時もこの辺りで車を止めて写真を撮った覚えがあります。

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 広大な野菜畑から手が届きそうなところに、こんな景色があります。
 廻り目平に到着したかと思うと、いつの間にやら遮断機が設置されていて、整理券を取って駐車場に入るらしいのですが、なにやらシステムがよく分からないので、友達が車を降りて管理棟に聞きに行ってくれました。

 駐車場に入って無料券をいただいて、大弛峠の分岐点の駐車場まで戻って作戦会議、ここから金峰山か小川山をめざすのも一つの方法でしたが、都会の人ごみのようにキャンパーがいた、さっきの駐車場には戻りたくはなかった。今日は下調べも十分ではなかったので、かなり反省をしてしまいました。いっそのこと久しぶりに瑞牆山に登ってみようかとも思いました。

 相談の結果、大弛峠入り口の遮断機は上がっているので、とりあえず行けるところまで行って、後は自分たちの足で頑張ろうということになりました。向かうとすぐに見事な白樺林が広がっていました。

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 ここでも道草食って、車を降りて画像を撮りました。そして、ひたすら対向車にも人にも合うことなく、進むとメス鹿の後ろから、見事な角のオス鹿に行き会いました。

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 この後すぐに初めてオフロードバイクの方にすれ違いました。この先の状況を聞こうかと思って止まって手を挙げたのですが、すれ違いの挨拶だと思っていたようで、手を挙げて通り過ぎて行きました。

 ところどころ広い場所があるので、対向車が来てもすれ違いは十分できると思います。両側は手つかずの原生林にところどころ破損したままのガードレール、多少の違法行為をしているような感覚にもなりました。自分はこの辺りで車を置いて行きたいと友達に伝えました。広くなったところに車を置いて、支度をして歩き始めました。

 30分ほど歩いてから友達が、「まだ行けそうだね。行けるところまで車で行こうか?」ということで、車に戻って登山靴を履いたまま、また車で進みました。凹凸が激しいので出来るだけ車をバウンドさせないように、起伏に添うようにゆっくり進んで行きました。
 流石に、けっこうな悪路に差しかかると、上にピカピカの普通車が止まっていてドライバーは車を降りて下をのぞき込んでいました。自分たちに気がついて下ってきたので、止めて様子を聞くとここより上は、更に急坂になって無理だろうと伝えてくれました。

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 この辺りで車を置いて歩くことにしましたが、この後またオフロードバイクに何度か行き会いました。それでもかなり峠に近づいていたことが分かりました。多分1時間も歩かないうちに最初に目標地「大弛峠」に到着しました。

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 標高2360m 自動車で越えられる日本で最も標高の高い峠です。この峠を境に長野県と山梨県の県境になっているのですが、山梨県側はきれいに舗装されています。もし自分たちが山梨県側からこの峠を目指すのであれば、よほど早い時間に家を出るか、前泊しないと無理だと思います。
 ここは峠であって、更には東京都の最高峰 雲取山から甲武信岳、そして国師ヶ岳北奥千丈岳金峰山、小川山、更には瑞牆山へと向かう稜線でもあるのです。こちらのベンチで少し腹ごしらえをして、先を急ぎました。

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 階段が整っていましたが、昨日の雨で滑りやすいので注意して進みます。背後からいつも金峰山の五丈岩が見守ってくれているとうな気がしました。

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 遠くには北岳も顔を見せてくれました。

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 先週末の冷たい雨は、浅間山八ヶ岳でも初冠雪となりました。この辺りでも、やはり雪だったのでしょう。日陰には残雪が残っていました。そして、今朝も冷え込んだようで、お昼近くでも樹氷が付着していました。

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 そして、国師ヶ岳北奥千丈岳の分岐です。

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 一路、国師ヶ岳、に向かいました。

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 少々、北アルプスの玄関口、燕岳を思わせるような花崗岩の頂上ですが、鉄分が多いのかかなり褐色を帯びています。

 こちらからいよいよ、奥秩父の最高峰、北奥千丈岳に向かいました。森林限界に近いせいか、ハイマツとコケモモがきれいでした。

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 かわいい狛犬さんが奉納されていました。

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 標高は2601m 浅間山蓼科山より高い峰です。しばらくこの峰のパノラマに酔いしれました。

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 たぶん今日、長野県側からこの峰に登ったのは、自分たち2人だけだと思います。春日部市から朝5時に家を出て、一人で来たというご婦人とも行き会いました。自分たちが大弛峠を後にするのと同じころ、車に戻ったところでした。峠を下りながら右手を見ると、先月登った甲武信岳が見送ってくれているようでした。

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 一時はどうなることかと思った今日の山行ですが、何とか長野県側から大弛峠を越せることがわったことは大きな収穫といえます。インターネットばかりに頼っている今日ですが、この峠の長野県側の情報は少ないものでした。ただオフロードバイクで廻り目平の入り口から、大弛峠まで走破する動画がありましたので、通行止めではない程度の下調べで見切り発車したような気もしましたが、たまにはこの程度の冒険じみた経験があってもいいのでは、とも思いながら峠を後にしました。

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 行きがけに見つけたキノコですが、実は行きはこういう写真を撮ろうという余裕がないほど気持ちが焦っていたのが事実でした。天然のナメコかエノキダケかと思いましたが、近くで見るとヌメリスギタケでした。何れにしてもいつか登ってみたいと思っていたところに今日は登れました。明るいうちの帰れたことだし、いろいろなことに感謝して思い出にしたいと思いました。


お酒の話(4)

ついこの間まで、「暑い、暑い。」と言っていたような気がしますが、高い山は冷たい雨が止むと、すっかり白くなっていました。平地でもいつの間にか秋も深まってしまいました。この時期は美味しいものに、美味しいお酒をいただきたくなってしまいます。

酒税法が変わる前は、いわゆる二級酒の中で美味しいお酒を見つけるのが楽しみでした。ここ佐久地方のお酒も、二級酒のほうが美味しかったように思っていましたが、実は、一級酒は値段が高いので、まじまじ飲んだ記憶がないのでわからないというのが本当のところだと思います。

気がつくと最近、馴染みの酒屋さんに、お菓子屋さん、薬屋さん、魚屋さん、が次々なくなってしまいました。元気よくお店を開けているのは、大型店にコンビニばかりです。大型店にコンビニが悪いわけではなくて、ここ数年国の政策が弱い人にやさしくない気がします。そんなわけで自分も買い物に出かけると、ついつい大型店に向かってしまいがちですが、地元のお店を応援しようと心がけています。

と言いつつも、こちらはイオンで見つけた「トリス クラッシック」です。「昭和」「平成」「令和」と3種類あったのですが、期間限定だったのでしょうか?既にすっかり見なくなってしまいました。中身をいただいてしまうより、眺めているだけでも楽しい気分になります。

橘倉酒造株式会社さんの純米吟醸「無尽蔵」をいただいてみました。香りはひかえめな果実臭に、ほのかな甘みにキレのある辛口で後味もすっきりしていて美味しいお酒です。暑い日に冷やしていただきたい一品だと思います。 精米歩合:59%  アルコール分:16度


若い頃は、どちらかというとクセのあるお酒が好きだったような気もします。ウイスキーたったらバーボンに焼酎でしたら、芋焼酎泡盛、近頃はほんのり甘みを感じる黒糖焼酎が気に入っています。蒸留酒なので糖質はゼロなのですがほんのり甘みを感じる気がします。暑い日に今日はこの黒糖焼酎「里の曙」をいただこうと買ってエスカレーターを降りて数メートル歩いたその時です。ごく近くの右側で「パカーン!」という凄まじい音がしました。

一瞬何が起きたのかと思っていると、今さっき買って右手に下げていたレジ袋が軽くなっていました。恐る恐る右下を見るとレジ袋の底が抜けて、瓶がバラバラに割れていました。慌てて破片を拾い始めたのですが、若い女の子達に男の子がきれいな手をして手伝ってくれました。20代前半と思われる男子は最初から最後まで面倒をみてくれました。ケガでもしたら申し訳ないと思いつつも、若い方たちの気持ちがとても嬉しく感じました。


野尻湖ナウマンゾウ、トウモロコシ、黒姫山俳人小林一茶」の故郷、信濃町唯一の造り酒屋 株式会社高橋助作酒造店さんの清酒「松尾」の1.8ℓ入り紙パックです。辛口でクセがないので「すいっと」飲めて飽きない美味しさです。酒税法改正前のいわゆる二級酒に当たるお酒だと思いますが、二級酒はクセがなくて飲みやすいというイメージがあります。箱の側面に書かれている内容がまた楽しくなります。

こちらは純米手造りの「松尾」です。さわやかな果実臭、ふくよかに広がる味わいもクセのない辛口でおいしいお酒です。

「原酒」「しぼりたて」という表示に弱いので、見かけるとついつい手が伸びてしまいます。株式会社 今井酒造店さんの「若みどり」しぼりたて 生原酒 無濾過 無加水 精米歩合65% アルコール分20度 度数は20度と高いのですが、そのつよさを感じさせないすっきりとしたお酒です。ラベルのバックに「信濃の国」の歌詞が書かれているのが楽しいです。

今年の誕生日のお祝いにいただきました。大雪渓酒造 株式会社さんの蔵酒「大雪渓」の原酒。アルコール分20度 契約栽培米「ひちごこち」100%使用 ひかえめですが熟成感のある華やかな香りに、度数のわりにはやや辛口で飲みやすく、後味のほのかな甘味がまたおいしい気がします。


千曲川 最上流の蔵元 黒澤酒造株式会社さんの 清酒 井筒長 特別本醸造八千穂」をいただいてみました。やや華やかな香りにほのかな果実臭、やや辛口だと思いますが、すっきりした甘味がまろやかでおいしいと感じました。精米歩合59% アルコール分15度 きれいなラベルが印象的です。


楽しみの虫探しが出来るのもあとわずかかも知れません。毎年いつまでトンボの姿が見れるだろうか?などと考えては晩秋に向かって思いを馳せています。すっかり酒は静かに飲む季節になってしまいましたが、美味しいお酒を静かに味わいたいと思います。


町田酒造 里の曙 黒糖 紙パック [ 焼酎 25度 鹿児島県 900ml ]

黒糖焼酎 奄美 25度 [ 焼酎 鹿児島県 1800ml ]

町田酒造 里の曙 黒麹仕込 黒糖 [ 焼酎 25度 鹿児島県 1800ml ]