satoyamanekokunのブログ

猫たち、お酒、山に虫、神社仏閣、全くまとまりのないブログですいません。

お酒の話「18」富山から

先週末に関東甲信もすっかり梅雨入りして蒸し暑い日が続いています。えらく前の話になりますが、ゴールデンウィーク直前の四月下旬、女房は娘のアパートに二泊で出かけて娘とアルフィーのコンサートに行きました。コンサートは盛り上がったことだと思いますが、ゆっくりしてくるつもりが二泊目は家に帰りたくなったようです。

 


往復新幹線だから手荷物は少ないほうが良いのに、こんな嬉しいお土産を買ってきてくれました。

 

近頃では、その地方のお酒がセットで売られているのは買い求める方も、いただいたて飲み比べする方も色々とありがたいお土産だと思います。

 

若鶴酒造株式会社 辛口 若鶴 生貯蔵酒 「玄」

「辛口」とありますが、確かにすっきり辛口で口当たりが良くて、おいしい水をいただいているような心地です。飲み飽きないお酒だと思います。後味の辛味、酸味、ほのかな甘みを楽しみながら、山菜に川魚料理などといただきたいお酒です。

 

 

玉旭酒造 有限会社 大吟醸「おわら娘」

透明なグラスに注いでみます。淡い黄緑色がきれいです。香りは華やかなフルーツの香り、美味しい果物のような甘さが中心になったお酒です。新鮮な熟成感があって後味のわずかな苦みもアクセントで美味しい。

 

一昨年、富山まで娘を連れて行って寮に置いて帰るときは寂しくて仕方なかったのですが、夏休みの終わった娘を送って行った帰りは、多少の気持ちの余裕もできて美味しそうなお酒も買って帰りました。こちらも玉旭酒造 有限会社の本醸造原酒「おわら祭り」です。どちらもラベルを見ただけでいただいてみたくなるようなデザインです。

 

 

立山酒造 株式会社 本醸「立山

富山県を代表するお酒ですが、どちらかというとやや辛口だと思います。体に吸い込まれるような自然な美味しさを感じます。香りも控えめで癖がないのでどんな料理にも合うお酒だと言えます。

 

今年は酒米にも異変が起きているということです。新型コロナウイルスの長引く影響でお酒の需要が年々減少したことによる作付の減少に加えて、天候不順による不作が追い打ちをかけているようです。

 

酒米は食用のうるち米と違って、やや標高の高い山間部の冷涼なところを好みます。草丈が高くてなおかつ風通しを良くしないといけないので株間を広くとります。したがって、強風で転びやすくて単位面積当たりの収量も少ないのが特徴です。ただでさえ手のかかる作物と言えます。そんな農家の皆さんのご苦労も感じながら美味しいお酒を味わってみなくてはいけない気もします。

 

 

何処かにしまい忘れたとばかり思っていた「きき酒師資格認定証」ですが、先日、探し物をしていて古いソファーの裏から出てきました。一生懸命勉強してとった資格なのに何とも杜撰なことです。再発行してもらおうかとも考えていたのですが、ネズミにかじられなくてホッとしました。