昨年の話になってしまいますが、今年から高岡のアパートで独り暮らしをしている娘が11月3日「文化の日」に帰ってきてくれました。息子も長野で寮生活をしていますから、普段はすっかり女房と二人だけです。どうせなら、明日は自分たちも休暇をいただいて何処かに出かけようかということで話がまとまりました。
女房が楽しみにしている「アルフィー」のコンサートが「メセナホール」であるので、道順を覚えておきたいということで、須坂市に行くことに決まりました。臥竜公園の紅葉も見頃でしたが、この日は曇りがちの肌寒い日でした。
須坂市動物園は、みんな初めてだったのでかわいい動物たちに行き会えて、とても楽しかったです。カピバラさんは気持ちよさそうに湯船につかったまま「出られませーん。」といった感じでした。
カピバラ神社に飾ってあった巫女さんの写真、「エッ!家の娘!どっち!」一瞬驚きました。
娘は、喧嘩している狸が気になって仕方ないようです。
ちょうど菊花展も開催されていて、愛好家のみなさんの心が伝わってくる思いがします。
ゆっくり見学してお腹も空きましたので、お蕎麦屋さんを探していると、あの有名な遠藤酒造場を発見しました。
美味しいお蕎麦をいただいて、遠藤酒造場に寄らせていただきました。
店内はたくさんの種類のお酒にお土産が並んでいて、見ているだけでも楽しくてたまりません。娘は小さな桝に入った金平糖と、ピンク色のかわいいお猪口を買いました。
娘もお酒を飲める歳になったので、女性でも飲みやすいアルコール分14度の、この渓流 純米「どむろく」を一緒に飲もうかと思って買いました。日本酒は初めてなのでさらに氷を入れてあげたのですが、それでも強かったようで微妙な顔をしていました。結局、そのほとんどを自分がいただいてしまいましたが、「どむろく」は発酵段階の美味しさをそのままいただいているようで、自然な甘さとほのかな酸味がとても美味しい。
3本買ってもらったうちの2本目です。
無濾過生原酒 純米吟醸「直虎」 アルコール分17度 精米歩合59%
キャップを開けた瞬間に広がる上品なフルーツの香りを感じます。微妙に濁りのある淡い黄緑色の質感が、無濾過に相応しく美味しそうです。
すっきりとした甘みと酸味のバランスがとても美味しい。後味のわずかな苦みがもアクセントになっているような気がします。
3本目は大吟醸 生原酒 「遠藤」です。アルコール分18度 精米歩合49%
香りはほんのりやさしく、酸味のあるフルーツの香りに、すっきりとした果物のような甘みと酸味が長く広がる感じがします。しっかり熟成感もあってとても美味しい。
その名も「遠藤」、ラベルの堂々とした文字に相応しく、堂々とした美味しさを感じます。
天気ははっきりしませんでしたが、歴史を感じる須坂市はとても素敵な街でした。まだまだ行ってみたいところもありますが、またの機会を楽しみに、お土産の美味しいお酒をいただきながら、秋の夜長を楽しみました。