satoyamanekokunのブログ

猫たち、お酒、山に虫、神社仏閣、全くまとまりのないブログですいません。

あの街の思い出「12」青木村

今日は11月とは思えないような暖かい日です。楽しみにしていた3日連休の初日ですが、十分注意していたのにとうとう新型コロナウイルスに感染してしまいました。最初、熱は37度5分と高くて関節痛はありましたが、食欲はあって味覚もまだはっきりしていたのでインフルエンザかなと思っていたのですが、かかりつけのTクリニックに行って診てもらったところ、「間違いなく新型コロナウイルスです」と診断されました。こんな病気には絶対かかりたくないと思って、いつも気をつけていたのでとてもショックでした。

 

女房にもうつってしまって、今日は当番医のK耳鼻科に行きました。薬も自分と同じ内容ですが、女房は顆粒に粉薬が苦手なので小青竜湯は錠剤で処方していただきました

 

先週は10月26日、27日の2日休みをいただいて、相模原市で暮らしている中学の同級生が、写真を撮りに来たいということで一緒に行動しようということで、はるか前からの約束で楽しみにしていました。

 

待ち合わせ場所は茅野市の御射鹿池です。友達は早朝の静かな湖面を撮りたいので、出来るだけ早く家を出発するのでゆっくり来てください、ということでした。佐久穂町からメルヘン街道を進みますが、麦草峠からはるかに下ってやっと到着します。

 

たぶん休日は混雑すると思うので平日にしようと提案したのですが、それでも駐車場は順番待ちの満車状態です。写真を何枚か撮って、やっと友達と行き会いました。途中、展望台に寄って白駒池にいこということにしました。

 

北には蓼科山、北横岳がきれいに見えています。

 

今日は気持ちの良い天気です。こちらは南アルプスの山々ですが、中央から左に仙丈ケ岳甲斐駒ヶ岳北岳が確認できます。中央アルプス北アルプスは少々雲がかかっていまいた。

 

そして、麦草峠を越えて白駒池の駐車場に着きます。今日は平日なので何とか車も停められました。

 

 

はるか前はこんなシラビソ、コメツガの苔むした樹林帯の中を、木の根と大石をよけながら進むとけっこうのハイキングコースだったのですが、今ではほとんど最短距離の木道で整備されています。

 

白駒池はすっかり紅葉は終わっていましたがきれいなところです。またまた本題はどこやらという感じですが、八千穂高原の紅葉を見ながら下って、お昼をいただいて友達は奥さんに頼まれた買い物をして、自分は一度家に戻ってお土産を持って、3時に宿泊先の小諸グランドキャッスルホテルに行きました。

 

 

小諸グランドキャッスルホテルも今や伊藤園グループの傘下で、食事は全てバイキングです。今の時期は「信州サーモンフェア」で信州サーモンのお刺身に寿司をたくさんいただきました。ワインにビールもありましたが、そちらには目もくれずにお酒のコーナーに向いました。

地元の酒蔵の銘柄と諏訪市の宮坂醸造の「真澄 辛口ゴールド」、木曽町 七笑酒造の「七笑 からくち」など7銘柄が並んでいました。料理長の好みでしょうか、比較的やや辛口の銘柄がそろっていましたが、なかなか自分も好みの銘柄がそろえられています。一通りいただいて何れ甲乙つけがたいですが、友達と意見が一致して、今日は「七笑 からくち」が美味しく感じました。

 

そして、部屋に戻って友達に買ってきていただいたお酒をいただいて、テレビも見ずにひたすら山の話と昔話に花が咲きましたが、お互い歳なので「いつも何時に寝る」と聞かれて、「夏場は明るくなる前に色々準備をして畑に行くので、9時~10時には寝ちゃう」と言うと、友達も「自分は9時には寝る」ということでした。都会の方たちは遅くまで起きているのかなと思いきや、またまた意見が一致して「それじゃ寝ようか」ということで、9時を回るが早いか歯を磨いて布団に入りました。

 

 

そして、2人とも夜明け前には目が覚めました。新しくなった小諸市役所の辺りから朝日が昇り始めました。浅間山は今朝も噴煙を上げています。友達も遠くから来ているので、午後の早い時間には家路につきたいと思います。懐古園を散策して青木村に行くことにしました。

 

 

 

 

 

燈明も並べられて、菊花展も開かれていますが紅葉はもう1週間先が見頃だと思います。自分たちが入園したときは、人は疎らで秋のしっとり静かな雰囲気でしたが、帰るときには改札は団体客でごったがえしていました。車は1台ホテルの駐車場に置かしていただいて、秋晴れの天気の中をしばしドライブします。

 

上田から国道143号線を進んで青木村に入ると右手奥に、「見返りの塔」と呼ばれる国宝三重塔がある天台宗 一乗山 大法寺があります。山と山の間に静かにたたずんでいる様子は鎌倉のお寺のような印象をうけます。

 

 

本堂をお詣りして、左手の三重塔の参道に出るととてもユニークな羅漢さまがたくさん並んでいます。自分で好きに言葉を入れて楽しんでみましょう!両手で抱えているのは大きなおにぎりでしょうか?それともお饅頭でしょうか?「いただきまーす」って聞こえます。

 

「明日も早いから、まあ飲みなされ!」

 

「わしゃもう5杯目じゃ」

 

「こてさんねのう!」

 

「わしゃ これでいく」

 

 

 

 

泣上戸の羅漢さんもいます。(お酒いただいていたとは限らないです)

 

暑がりの羅漢さんに

 

勉強家の羅漢さんもいます。

 

楽しい羅漢さんに見とれながら参道を上っていくと、右手に青木村郷土美術館がありました。喫茶店も併設されています。

 

 

拝観料を収めて観音堂をお詣りして国宝大法寺三重塔に進みます。

 

造形の美しさから昔、東山道を行く旅人がふり返って眺めていたことから「見返りの塔」と呼ばれるようになったということです。

 

「見返りの塔」から後ろを見ると青木三山の一座「夫神岳」のきれいな姿が見えました。

 

長旅で疲れて横になっているのはお釈迦さまでしょうか?足をもみほぐしてくれてい

る羅漢さんはお賓頭盧さまかもしれませんね。

 

駐車場に戻ると、今日は暖かいのでチョウの姿も見られます。ヒャクニチソウにとまったのはツマグロヒョウモンです。

 

大法寺をゆっくり見学して道の駅「あおき」に来ました。

 

駐車場からは青木三山の一番北にある一座「子檀岳」がきれいにみえます。けっこうな岩稜で楽しそう。

 

ちょうどお昼時でした。道の駅に併設されている味処「こまゆみ」で「タチアカネ」のざる蕎麦をいただきました。

 

 

歴史は浅く、長野県野菜花き試験場で開発された長野県オリジナルの蕎麦の品種で青木村の特産品として生産されています。白い花の下についている赤い実が鮮やかです。

 

道の駅の店内は広くて明るくて、農産物もたくさん並んでいて楽しいです。

 



キノコのコーナーにヌメリイグチ、ハナイグチ、アミタケなどのキノコはすこしありましたが、マツタケは並ぶと直ぐに売り切れてしまうようです。

 

先日は女房を誘って行ったのですが、一日冷たい雨の降る日で景色も眺められることもなく、大法寺にも寄らずに味処「こまゆみ」でお昼をいただいてこちらの「信州昆虫資料館」を見学させていただきました。

 

 

 

長野県で見られる馴染み深い昆虫の標本がたくさん展示されています。

 

蚕業にかかわる資料が展示されている部屋もあります。いまはすっかり中国などに依存してしまった産業ですが、資料は大切に保管されています。

 

9月1日より「虫たちのかくれんぼ展」という企画が開かれています。世界中の擬態した虫たちの楽しい姿がパネル展示されています。

 

外は冷たい雨が降っていますので館内もヒンヤリ感じました。女房はあまり虫が好かないようで固まっていました。

 

たまたま偶然にも後日の信濃毎日新聞に信州昆虫資料館 館長の松沢 俊郎さんが紹介されていました。

この2日は本当に暖かくて良い天気でした。遥々、相模原から来てくれた同級生も楽しんでいただけただろうか?9月いっぱいは真夏のような日が続いていましたが、 10月は寒いくらいの空気に入れ替わったような気がしました。

 

11月の上旬はまたまたこの時期としては異例の気温が続きましたが、今週末はすっかり寒くなるようです。新型コロナウイルスにインフルエンザも流行っているようです。体調管理に十分注意しましょう。