satoyamanekokunのブログ

猫たち、お酒、山に虫、神社仏閣、全くまとまりのないブログですいません。

暇さえあれば虫探し(10)

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 年々、虫探しに行くことも少なくなってきました。休日、朝飯前にズッキーニの出荷に行った帰りに榛名平公園で虫たちを見つけるのが楽しみなのですが、今年はコナラの木にもクヌギの木にもカミキリムシの出てきたいわゆる「樹液酒場」も見当たらなくて、チョウや甲虫たちの姿もほとんど見当たりません。

 


 カミキリムシの幼虫をテッポウムシと言いますが、テッポウムシとは漢字で「鉄砲虫」と書きます。鉄砲の弾が通ったように樹木の内部を食い荒らしてしまうのでそう呼ばれています。養蚕が盛んな頃は桑の木をく荒らす「キボシカミキリ」がその害虫として有名でしたが、いまではそれほど深刻な農作物の被害は少ないようです。

 

 しかし、果樹や大事な庭木が食い荒らされることもありますから注意は必要だと思いますが、自分のような「虫好き」「虫キチガイ」は適当に雑木にこの「樹液酒場」がないとには樹液に集まる虫たちを見つけられません。

 

 「秋分の日」の前の日曜日は菩提寺の大掃除なのですが、前日の土曜日は農村環境改善センターの屋外清掃でした。お寺さんの作業も終了間際、裏手にある杉の木の下の草むしりをしているとき、けっこう派手な毛虫を三頭見つけました。

 

(注意1)次の画像は、心臓の弱い方、これから食事という方は絶対見ないようにお願いいたします。

 

 

 

            

 

 

 

 

 

 

 とげとげしい突起のある毒々しい毛虫ですが、どことなく品がある感じがしました。さて何の幼虫だろうか?早速、スマホで調べてみると「ツマグロヒョウモン」の幼虫でした。

 

          

               ツマグロヒョウモン(メス)

(注意2)この画像は自分で撮ったものではなくて、フリー画像を使わせていただきました。

 

 この突起で刺すこともなければ、毒を持っているわけでもないということです。食草は園芸種のパンジーやニオイスミレ、ビオラなどで、野生種ではタチツボスミレが一般的なようです。そう言われればここにタチツボスミレの株がたくさんありました。写真にもハート形の葉が少し残っていますが、大事な食草むしっちゃってごめんね。

 

 なんとか残った葉で食い繋いでほしいと思ったのですが、黒色の体の背に赤い筋が縦に表れると終齢となるということなので少し安心しました。もうじき蛹になると思います。そして、他のヒョウモンチョウとは違って年、4~5回発生するということです。

 

 

 9月10日(土)の午後です。比較的暖かかったこの日、欅の木のお地蔵さんを進めようと玄関先で店を広げていると、わりと大型のシジミチョウが飛んできてくれました。

 

 羽を広げると表の真ん中あたりは、濃いオレンジ色で周囲は黒色で、羽の裏は銀色でした。チョウの大きさと羽の裏の銀色は見覚えのあるシジミチョウでした。ハンちゃんが手伝いに来てくれていたので、この時ばかりはちょっと大人しくしていてほしいな。と思いながら息を殺して近づいてやっと撮った写真です。

 

 

 

 メスはオレンジ色の辺りが白いのですが、このチョウは止まるとなかなか羽を広げてくれないので、羽の表の画像を撮るのが難しいです。北杜夫の小説「幽霊」の第一章にでてくるチョウは、このウラギンシジミのオスですが、この辺りではベニシジミよりはるかに個体数が少ないようです。

 

 長野県の冬はこれからが本番ですが、春を待ちわびる昆虫たちは様々な姿で冬を越しています。自分たちも暖かい春の日を待ちわびながら、今年も色々なことにチャレンジしてみましょう!