satoyamanekokunのブログ

猫たち、お酒、山に虫、神社仏閣、全くまとまりのないブログですいません。

桜の季節です「2」

 

新型コロナウイルスが5類に移行してからもうすぐ1年になります。しかし、風邪やインフルエンザとは明らかに違う病気で、世界の死因の第2位だということです。小児は軽症のことが多いとされていますが、2歳未満と基礎疾患のある小児には重症化リスクがあることが報告されているということです。

 

また、高齢者や基礎疾患などがある方で重症化リスクが大きいとされていますが、複数の調査から、男性は女性に比べて重症化リスクが高いことが明らかにされています。そしてインフルエンザとは違って、一度かかったからしばらく大丈夫ということではなくて、最大4回再感染するということですから、十分注意して生活したいと思います。

 

明日の会議の資料をコピーしに行ったのですが、いつもの猫にキャットフードをあげたり、路傍の花を撮ったり、道草ばかり食ってます。因みに、古いプリンターはすっかり放置されていて、新しいのを買ってもらってあるのにインストールが面倒だから、USBドライブに文書ファイルを保存して近くのファミリーマートまで行きます。

 

会社の帰りにやはり、ファミリーマートでコピーを撮ろうと思って寄ったのですが、大きいマイクロバスが停まっていて、店内からコピー機の周りから大声で騒いでいる人たちがいてしばらく空きそうもないので、その先のセブンイレブンに行きました。

 

ところが、いつもお借りしているファミリーマートの機種とは勝手が違って、よくわかりません。近くにいた店員さんに教えてもらおうと思って声をかけたところ、しばらくしてから「小林さん今このコピー機の代理店に繋がっているので聞いてみて下さい」と知り合いの店長さんが電話の子機を持って来てくれました。

 

内容は、このコピー機はPDFとか写真とか画像ファイルはプリントアウトできますが、ExcelとかWordのような文書ファイルはプリントアウトできないということでした。店長さんにお礼を言ってファミリーマートに戻ると、マイクロバスとともに大勢の客の姿もなくなっていました。

 

最初に撮ったのは「ダンコウバイ」です。枯れ枝ばかりのような山の中で、いち早く咲く黄色くてかわいい花です。いつもこの場所で咲いていますが、枝が枝垂れていてとても珍しい気がします。

 

 

桜と同じくらい好きな花が、この純白なコブシです。香りも良くて、一つとして同じ形の花がないのが見ていてとても楽しいです。そして、今年は桜とほぼ同じ時期に咲いてあっという間に散ってしまいました。

 

コピーを撮りに出かけたのに、天気が良いのでファミリーマートはすっかり通り過ぎて向かったのは「ヘルシーテラス佐久南」の駐車場です。そこからこの「宝生寺山」を見たかったのですが、桜はまだ咲き初めでした。先日、ご近所の方と話をすると、以前はやはり宝生寺というお寺があって、建物もあったのですがすっかり朽ち果ててしまったようです。最近は破竹が覆いつくしてしまって、手入れもままならないということでした。

 

 

 

   

 

その後、コピーを撮るが早いか立ち寄ったのは「五郎兵衛記念館」です。五郎兵衛記念館の庭先には佐久市の天然記念物に指定される「関所破りの桜」と呼ばれる樹齢250年の枝垂れ桜があります。
 

市川五郎兵衛は三河田新田・市村新田・五郎兵衛新田の開発を成功させ、その後何ら私することがなかった五郎兵衛に感謝した村人たちは、彼の没後100年目の年に神社を創建しますがその時、五郎兵衛の故郷・群馬から桜の苗木が記念樹として贈られます。

 

「関所破りの桜」の名は、苗木を貰いに行った村人達が通行手形を所持していなかったにも関わらず、五郎兵衛の偉業に村人達を温情で通関させたという、言い伝えに由来します。そして、五郎兵衛用水は2018年に世界灌漑施設遺産に登録されました。

 

 

 

まだまだ寄り道は続きます。五郎兵衛記念館からほど近いところに、「咲き分けの桜」というエドヒガンザクラがあります。この桜は隣り合って2本あって、向かって右は花の色が比較的白く、左のものは比較的ピンク色が濃い感じがします。

 

 

 

 

こちらはまた後日、仕事帰りに寄ってみました。菩提寺「金龍寺」の枝垂れ桜です。「関所破りの桜」に「咲き分けの桜」とこちらの枝垂れ桜は、直線で結ぶとちょうど正三角形になるような位置関係にあります。夕方だったので色が出なくて残念ですが、樹齢400年と言われていますからかなり早咲きの桜です。

 

桜を眺めて写真を撮っていると、先代のご住職さんの奥さんが後ろから声をかけてくれました。種芋と肥料を一輪車に載せて芋を蒔きに行くところでした。久しぶりに行き会って嬉しくて長話をして手を休めてしまいましたが、大病を患って5ヶ月も入院したということですから無理しないようにしてください。

 

当時のご住職さんと市川五郎兵衛はとても親しい中で、ことあるごとに金龍寺を訪れていたということです。そして、今でも境内に「五郎兵衛さんの池」という小さな池がありますが、五郎兵衛用水の1割の水を金龍寺に引くので、その水で米を作ってはどうかということで、元々、大徳寺のご住職さんの隠居寺だったので、檀家は少なかったのですが、その時代から米作りがされてきたという経過があります。寺宝の1つに市川五郎兵衛のお位牌があります。

 

 


そして、ソメイヨシノにコブシはすっかり散って、今はヤマザクラに黄色いヤマブキが花盛りです。

そして、山菜に森林浴にもいい季節です。畑仕事も大切ですが、天気の良い日には、ちょっと朝飯前に一人で静かな里山を歩くのも楽しいものです。