長和町 古町にある豊受大神宮の例祭(縁日)で通称「おたや祭り」と言います。古町の各地区の保存会の皆さんによって山車が奉納されますが、町内5カ所に造られたこの山車が有名で上田、小諸、佐久方面からも大勢の参拝客が訪れます。
今年の山車のテーマは「竹取物語」に「元寇」、「ウサギの餅つき」、「かちかち山」と大河ドラマ「どうする家康」に因んで「関ヶ原の合戦」です。
写真が下手ですいません。「竹取物語」です。
こちらは「元寇」の様子です。今にも動き出しそうな迫力です。
おじいさんとおばあさんでお月見をしているところでしょうか?おいしそうなお団子が山盛りになっています。きれいな月とお団子で一杯いただきたいようです。
こちらは関ヶ原の合戦です。
今年は兎年ですからいたるところに月と兎がいてかわいいです。
「かちかち山」は豊受大神の参道にあるのですが、時間的に参拝者が大勢いたのでそこまでたどり着けませんでした。
こちらは6年前になります。2016年の大河ドラマ「真田丸」に因んで「神川の合戦」の様子が再現されています。
こちらの山車も「関ケ原の合戦」だったと思いましが・・・。定かではありません。
こちらの山車は「天の岩戸」伝説です。岩戸の向こうに隠れてしまった天照大御神の気を引こうとして、天宇受賣命(アメノウズメノミコト)が岩戸の前に桶を伏せて踏み鳴らし、踊りを踊っている様子ですかね。古事記では天宇受賣命で日本書紀では天鈿女命と書くようです。
天手力男神(アメノタジカラオノカミ)が岩戸に手をかけて天照大御神を誘いだすすきを狙っています。
岩戸の向こうから天照大御神が現れました。
こちらの山車は「鶴の恩返し」です。
鶴の姿が見事です。
豊受大神宮の参道です。
「おたや祭り」では他ではあまり見かけることのない達磨さんも売られています。その年の干支にアレンジされています。
縁起物のクマデの出店です。他にもたくさんの屋台が出ていて楽しいです。商店の店先にも手作りで、おいしそうなお餅やお団子、大福、おこわなどが並んでいます。
今年は比較的暖かい日に恵まれて雪もなかったのですが、いつもの年だとお正月が過ぎて「大寒」に向って寒さが厳しくなる時期です。佐久地方ではあまり知られていないお祭りですが、「おたや祭り」の山車は見応えがあります。防寒と感染対策をしっかりして「厄払い」も併せて是非出かけてみてはいかがでしょうか。