satoyamanekokunのブログ

猫たち、お酒、山に虫、神社仏閣、全くまとまりのないブログですいません。

死ぬまで山歩き(1)

f:id:satoyamanekokun:20181222131803j:plainf:id:satoyamanekokun:20181222131833j:plainf:id:satoyamanekokun:20181222131914j:plainf:id:satoyamanekokun:20181222131936j:plainf:id:satoyamanekokun:20181222131955j:plain   2か月も前になりますが、10月21日(日)会社の友達と、浅間山に登りました。

昨夜、捨てられた子猫たちを見つけたばかりなので、あまり気が晴れないのですが、久しぶりの山歩きなので、正直言ってワクワク感もありました。

 家を出ると、雲海の上にくっきりと雪をいただいた浅間山が浮かんでいました。何という偶然か、初冠雪の日だったのです。

 昨夜は、冷え込んだので、千曲川の川霧が雲海になっていました。ただ初冠雪は、麓から観測されないとノーカウントになってしまうんですが、この日は、下界も見事な秋晴れで、今日の浅間山の初冠雪は、後日写真入りで信毎に掲載されていました。

 車を止めて写真を撮る余裕はなくて、下の集落までの道すがらは、ゆっくり下って昨夜の子猫たちがいないか目をこらしていましたが、下りがけに子猫たちの姿はありませんでした。

 道の駅「ヘルシーテラス佐久南」で待ち合わせをして、車は一台でいくつかある登山口で、ごく一般的な浅間山荘「天狗温泉」登山口をめざしました。

 車の中でも、昨日の今日なので猫の話になって、こちらの友達は一人暮らしなので、以前「ハンちゃん」のことを話したのですが、借家暮らしなのでペットは飼えないということでした。

 先日、この友達の家の郵便受けに「家の猫がいなくなってしまったので、見かけたら連絡をお願いします。」という内容の手紙が入っていたとのことです。友達も、いつも気に留めていたとのことでした。

 そして数日後、またまた郵便受けに手紙が入っていて、「家の猫が見つかりました。ご協力ありがとうございました。」という内容の手紙だったということです。

 たぶん、その猫はとても大事にされているのだと思うと同時に、この日も良い話が聞けて嬉しくなりました。

 紅葉の林道を登って浅間山荘に着くと、今日は天気も良いので登山者の車でいっぱいでした。

 広葉樹の紅葉は、少々遅い気がしましたが、カラマツの紅葉が見ごろでした。コメツガ、シラビソ、ゴヨウマツなど、常緑の針葉樹の緑とのコントラストが見事でした。

 

 

 二の鳥居、火山館で休憩した後、浅間神社にお参りして湯の平から前掛け山を見ると、行列になっていました。最近は、旅行会社のツアーの団体が多いのには驚きます。

 「賽の河原」ちょっと怖い呼び名ですが、景色の素晴らしいところです。

標高的に、この辺りが森林限界で、カラマツも背の低いものばかりになって、視界が開けます。

 カラマツが少なくなっていくと同時に、クロマメノキが多くなって淡い赤紫に紅葉しています。紫の実がなっているとまたきれいなのですが、さすがに遅かったようで数えるほどしか見当たりませんでした。

 勾配が急になるにしたがって、植物は見当たらなくなって、火山灰と石のザレ場になります。さすがに心も萎えてきますが、ここは焦らずに休み休み登って行くと、後方の景色が元気を与えてくれます。

 友達は、ひたすら先を目指している様子だったので、距離は開くばかりですが自分より10歳若いので、無理はしないことにしましたが、後で聞くと富士山の最後のザレ場を思い出して、少し折れそうになったということでした。

 そして驚いたことに彼は、富士山に登るときは富士急行線富士山駅から歩いて登るのだそうです。

 賽の河原を過ぎてしばらくすると,斜面は着雪していて手や顔が寒かった。下着は先日、山用の温かいのを買ってもらったので、寒さは感じなかったのですが、手袋を忘れてしまったのでえらい目にあいました。

 やっとのことで、前掛け山の稜線に出ると、素晴らしい景色が待っていました。山は当たり前ですが、2つとして同じ景色の頂は無くて、どんなに低い山でもそこでしか見れない景色があるのです。

 かじかんだ手で、おにぎりをいただいて、いつまで見ていても飽きることはないのですが、体が冷えないうちに下山しました。

 下りは、外輪山の絶景がいつも目の前に迫るのですが、ここが噴火口だったときの噴火とは、どのような規模だったのだろうか?地球の天変地異には、驚かされるばかりです。

 浅間神社にお礼をして、ひたすら下りましたが、次の日は、心地良い筋肉痛が待っていました。