satoyamanekokunのブログ

猫たち、お酒、山に虫、神社仏閣、全くまとまりのないブログですいません。

お酒の話(8)

 東京都はまたもや新型コロナウイルスの感染者数が連日500人を超えています。そして更に感染力が2倍近いとも言われている「デルタ株」による感染者も急増している状況です。「緊急事態宣言」が解除されたからと言っても、外食産業は厳しい経営状況を強いられていてとてもお気の毒に思います。

 

 話は変わりますが、最近若い方達の間でGINが人気のようです。国内の酒蔵でも色々なハーブを使ってGINを造っている蔵元があるようです。酒米そのものにも変化があって、冷涼な気候で生産される酒米は温暖化の影響で本州よりも、北海道で多く生産されるようになっているようです。それに伴って北海道には11あった酒蔵が今では16に増えているようです。

 

 今年もゴールデンウィーク前から毎年一緒に山菜取りに行く友達から連絡をいただきました。自分もここのところ一人で出かけることも減ってきたのですが、山菜取りは好きなので連絡をもらうととてもうれしい。しかもいつも美味しいお土産まで持ってきてくれて申し訳なく思います。

 そのお土産とは、宮城県の株式会社 一ノ蔵さんの「 一ノ蔵」無鑑査 本醸造 辛口です。精米歩合65% アルコール分15度 辛口とありますが美味しい湧き水をいただいているような喉ごしで、後味はやさしい甘さを感じます。飲み飽きない美味しいお酒です。

 

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  新潟県と言えば米どころて魚も美味しくて、何よりも美味しいお酒がたくさんあるという印象があります。全国的にも知られた銘柄がたくさんありますが、自分がまず思い浮かべる銘柄は鮎正宗酒造株式会社さんの正に「鮎正宗」です。上信越自動車道上越JCT北陸自動車道と繋がるはるか前は夏、海に行くとき国道18号線は決まって渋滞しますので、飯山市から新井につながる峠道を使いました。その途中にある酒蔵さんですが、信濃毎日新聞の記事で拝見したことがあります。こちらの社長さんが紹介されていたのですが、とにかく自分で飲んで美味しいお酒を造りたいというのが根底の理念だったということです。またこの道沿いが大好きで以前、「Discover Japan」なんていう言葉があったように思いますが、日本を再発見したような長閑なところでた。

 

 銘柄に動物や植物の名前が使われているお酒にも親しみを感じます。どちらかというとやや甘口でしょうか、後味はすっきりとした辛さを含んでいると思います。酒蔵さんのある風景と鮎の泳ぐ夏の清流を思い浮かべながら静かにいただきたい気がします。

 娘を富山に送って行った帰りに、新井のハイウエーオアシスで買ってもらいました。寂しいから今夜は大好きなこのお酒をいただきます。

 

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 佐久平のイオンで見つけた松本市島立の、大信州酒造株式会社さんの洗練純米「大信州精米歩合70% アルコール分15.5度 ほのかな果実臭とともにほんのりと穀物の香りも感じます。一口いただく・・・、すっきり辛口、そして熟成された美味しささに、後味はほのかな甘味と広がりを感じるお酒です。

 

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 ここのところトリスクラッシックと宝焼酎にハマっていますが、美味しいお刺身や山菜があると美味しい日本酒をいただきたくなります。こちらは純米原酒「深山桜」精米歩合65% アルコール分17度 熟成感と深みのある飲み口です。どちらかというとやや辛口でしょうか。

 

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 コブシの花の香りが春風にのってきたような、ひかえめですが華やかな香りです。最初の一口はやや辛口に感じます。喉を通るときはやさしい甘さを感じます。後味は再び

やや辛口だと思います。とても味わい深い春にいただきたいお酒と言えます。

 伴野酒造株式会社さんの澤の花 辛口純米「花ごころ」精米歩合麹米60%

掛米65% アルコール分15度 長野県産米ひとごこち100%使用 ラベルも春らしくていいですね。

 

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 娘と女房が富山に行った帰りにお土産に買ってきてくれました。富山県 福鶴酒造株式会社さんの本醸造 生原酒 「風の盆」精米歩合65% アルコール分20度もったいなくて何か特別な日にいただこうと思ってずっと冷蔵庫に仕舞っておきました。

 ゴールデンウィークに子供たちが帰った晩にいただきました。香りは熟成感を感じる爽やかな酸味のある果実臭が華やかにひろがる感じがしました。

 甘味、酸味、コクのある旨味のバランスが最高です。季節の海の幸、山の幸といただきたい一品です。

 

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 佐久市千曲錦株式会社さんの「千曲錦」 寒仕込み純米 精米歩合65% アルコール分15度 香りはほのかでやさしい香りです。やわらかい甘さと酸味が美味しい。春の山菜といただきたいお酒です。

 

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 戸塚酒造株式会社さんの氷雪貯蔵「寒竹」特別純米酒です。精米歩合59% アルコール分18度 度数は少々高いのですがほんのり辛口だと思いますが、後味の甘みとわずかな苦みがまた美味しく感じます。そして、包装用紙がきれいです。

 標高2000mたぶん浅間山麓の何れかに冬期間貯蔵されたことと思われます。

 

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 今年は、春先美味しそうなニシンのお刺身をよく見かけたので、珍しいから見かける度にいただきたくて買ってもらったのですが、そのお刺身がまたとても新鮮で美味しかったのです。カツオのお刺身とともに大好きな魚です。歳とともにあまり飲みすぎないように美味しいお酒を楽しくいただきたいと思います。