死ぬまで山歩き(6)

 

 

 先日、おかしな姿勢で重いものを持ち上げて、久しぶりに腰を痛くしてしまいました。そういえば最近、明らかに運動不足です。(後日、畑仕事をしてもっと腰を痛めて、月曜日会社を休むことになるとは全く予想もしていませんでした)昨日は雨降りで畑には入れないし、女房は友達と会う約束をしているので、自分も今年最初の山行に出かけることにしました。

 

 木曜日、いつも一緒に登っている友達に連絡をとって、また明日、家に帰ってから場所とか時間を決めましょうということで楽しみにしていました。ところがどうやら自分は土曜日と言ったつもりでいたのですが、先方は日曜日だと理解していました。自分もここのところ忙しくて言い間違えていたのかも知れません。そんな話の食い違いで今回はなかったことにして、次回また一緒に登りましょうということで、今日はせっかく準備して来たので一人で登ることにしましたが、このブログを読んでいただいたら、日付と曜日は何回か念を押して正確に伝えることにします。大変、申し訳ありませんでした。

 

 そして今日は息子が中2の時、八ヶ岳登山に買ってあげた登山靴を履いて登りました。ちょうど今の自分の靴と同じサイズです。息子の靴は既に28センチになっているのでこの靴は26センチだから、いただいて交互に使ってみることにしました。靴底は案外硬くて楽でした。

 

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 駐車場はけっこう登山者が多かったのですが、湯ノ丸キャンプ場方面に向かうと全く人影がありませんでした。それでも昨日の雨で山グツの跡はありましたので登っている人もいるようです。

 

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 この高原で有名なレンゲツツジはまだ蕾です。

 

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 こちらは湯ノ丸キャンプ場の中を進みます。キャンパーたちの姿はありませんでしたが、帰りには何組かのグループが野営の準備をしていました。

 

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 中学の時学校のキャンプでここでテント泊をして、次の日、湯ノ丸に登ったのですが天気が悪くて何も見えなかったのを思い出しました。子供たちもよく言いますが、学校で集団で登る登山は決して楽しくないと言います。自分も同じころ登山なんて全く楽しいとは思っていませんでした。

 

 けれどもここに来たとき、蓼科山の高原と同じ大好きな臭いがしたのを覚えています。今日それは感じませんでしたが、時期的なものがあるのでしょうか?確かにもっと暑くて花の多い時期だと思います。

 

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 木道のある臼窪湿原です。もう少しすると浅間山麓の山野草が競うように咲いてそれは見事なのですが、この時期はまだ花の姿はありませんでした。

 

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 登り始めると右手に、鮮やかな赤紫のツツジがきれいに咲いていました。ムラサキヤシオツツジでしょうか?葉の形からするとミツバツツジの仲間とは違うようです。

 

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 雨上がりなので、こんなキノコもみつけました。ムキタケの仲間だと思いますが、さて何やら?

 

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 分岐まで来ましたが、さてどっちのコース行こうか?去年の6月10日頃、熊の目撃例あって「熊出没注意」という看板があったので少し怯みました。そういえば自分の家の八ヶ岳山麓よりも、浅間山麓一帯は個体数がはるかに多いということですから注意しましょう。

 

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 カラマツの間に美味しそうなコシアブラを見つけました。今日は山菜取りに来たのではないので、写真だけ撮って先に進みます。

 

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 「遭難防止の鐘」のある分岐まで来ました。広くて気持ちの良いところです。一休みしていると初めて登ってくる登山者に行き会いました。若くて元気ハツラツの山ガール2人連れでした。何をやっても楽しそうでいいですね。挨拶してもらっただけで元気を分けてもらったような気になりました。ここからは上りもきつくなるので頑張りましょう。

 

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 途中、南に視界が開けると富士山に八ヶ岳山麓が確認できました。最も南の主峰、赤岳から北八ツの最高峰、蓼科山まで全部見えています。但し富士山は小さく見えていますので、スマホの画像ではちょっと厳しいかも知れません。

 

 

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  ツリガネニンジンです。「山で美味いは、オケラにトトキ」のトトキですが確かにてんぷらが美味しいと思います。但し、ここは国有林なのでやはり写真だけ撮っておくことにしましょう。

 

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 こちらはオオバギボウシでしょうか。まだまだ花は先のようです。
 

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  光沢のある葉がロゼット状に並んでいてきれいです。ノギランでしょうか。こちらも花はもう少し先のようです。

 

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 ついささっき、支度をして登り始めた駐車場にスキー場が眼下に見えました。、

 

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 コケモモの群落です。艶のある小判型の葉がかわいいですね。

 

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  イワカガミはかわいいピンクの花が見頃です。

 

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  ミニ盆栽のようなコメツガがかわいいですね。

 

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 コケモモの上の小さな風鈴のような花はコヨウラクツツジでしょうか。

 

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  後ろを振り返ると東の奥に恥ずかしがっていた浅間山が顔を出してくれました。

 湯ノ丸スキー場も眼下に見えます。

 

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 クロマメノキは芽吹き始めたところです。この辺りではアサマブドウの方が通じるかも知れません。

 

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 群馬県 嬬恋村方面です。田代湖が見えました。

 

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  山頂が見えてきました。頂上はけっこう賑やかそうです。

 

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 頂上の大パノラマを見て疲れが吹っ飛びました。360度見渡す限りと言いたいところですが、自分の好きな奥秩父の山塊は残念ながら雲に隠れていました、

 

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 中ほどに富士山が見えますが、スマホの写真なので少々きびしいですかね。

 

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 北八ツの右奥には中央アルプス、御嶽、乗鞍、そして穂高の峰々から後ろ立山と続きます。

 

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 目の前の烏帽子岳の上に槍が小さく見えています。

 

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 北にはノコギリの歯のような戸隠から妙高まで、個性的な北信五岳も確認できます。その下は菅平高原、白いマルチがたくさん敷いてあります。美味しいレタスの畑ですかね。

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 後から来た素敵なご夫婦に頂上で写真を撮っていただきました。最近自分の写真など撮った覚えがないので、今日は遠慮しないで撮っていただきました。

 思う存分、頂上のパノラマを満喫してゆっくりお昼をいただいて、それでも名残り惜しいけれども下ることにしました。帰りは別ルートで烏帽子を見ながら下るルート(熊出没注意の看板のあったほうです)にしてみました。上りとは違った景色が見れて楽しかったです。芽吹いたばかりのナナカマドがきれいです。

 

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  光沢のある丸い葉はマルバダケブキでしょうか。

 

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 オオカメノキの花は今が見頃でした。

 

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 烏帽子と湯の丸の分岐まで下りました。けっこう膝に来ています。石の椅子は永年使えていいですね。

 

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 しばらくはとても歩きやすい道でした。クマザサの花が咲くところでした。60年に一度とも言われていますが、一帯のクマザサが全部地下茎でつながっているわけではないので、毎年何処彼処でけっこう見かけます。

 

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 カラマツの新緑もきれいです。

 

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 鶴が羽を広げたような形の葉のその名もマイヅルソウ

 

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 こちらも花はまだですが、ヤマハハコでしょうか。

 

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 今日も無事下山してきました。登山口の地蔵峠には東御市 新張の信号から旧鹿沢温泉までの道すがら、百体ある観音様の八十番目の十一面観音様が旅人の安全を見守ってくれています。まずは十一面観音様とお地蔵さまに合掌して、無事下山出来たお礼をしました。

 

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 こちらが東御市 新張の交差点に建立されております。百体観音様の第一番観音 「如意輪観音」様です。ここから旧鹿沢温泉まで江戸時代末期に、10年をかけて建立されたということです。「聖観音」「千手観音」「十一面観音」「如意輪観音」「准胝観音」「馬頭観音」の六観音様が百体、旅人や湯治に行く人々を見守って下さっています。

 古きを訪ね百体の観音様に合掌しながら、旧鹿沢温泉まで歩いてみるのも楽しいかなと思います。そして今日は雨上がりで天気も良くて、足慣らしには最高の山行でした。