お酒の話(13)

 台風14号は長野県付近を足早に過ぎていきましたが、九州では多くの被害が出ています。長野県でも南信地方では収穫間際のナシやリンゴに大きな被害を受けたようです。被害にあわれた皆様には謹んでお見舞い申し上げます。

 

 台風の過ぎていった日の西の空はとてもきれいな夕焼けでした。そして、9月とはいってもまだ真夏のように暑い日が続いていたのですが、すっかり空気が入れ替わって昼間でも寒いくらいになってしまいました。

 

 

 そして、この時期はやはり日本酒の美味しい季節です。どちらの店頭を拝見しても見ているだけでも楽しい一品が勢揃いしています。貯蔵方法にもこだわりがあって、瓶もラベルもお洒落です。

 

 

 佐久平のイオンで購入した、株式会社 古谷酒造店さんの「深山桜」純米 

ダム熟 佐久穂町の長野県営余地ダムの管理施設で貯蔵・熟成された品です。

 施設内は一年を通じて10℃前後に保たれ、その中で日本酒はゆっくりと熟成されていきます。

 

 精米歩合:65%  アルコール分:15度 

やさしい酸味のフルーツの香りにほのかに穀物の香りに、やや緑がかった透明感かきれいです。辛口のお酒だと思いますが熟成感と深みのあるお酒です。

 全体的に酸味が特徴ですがスッキリとした辛味の後の甘味とほのかな苦みが飲み飽きないお酒です。

 

 

 黒沢酒造株式会社さんの蔵元ショップまで行って買い求めました。同じく長野県営余地ダムの「ダム熟」

「井筒長」特別純米酒 ひやおろし 精米歩合:59%  アルコール分:16度

長野県産 ひとごこち 100%使用

香りは甘味と酸味、フルーツの香りが品よく感じます。ひかえめに広がる甘みの後の酸味と辛みの切れが良く、角のなくまろやかでとてもとてもバランスの良いお酒だと思います。甘口? 辛口?どちらかというと限りなく辛口に近い甘口という気がします。

 

 4年ぶりに行き会いました。瓶もラベルも目立ちますのですぐにわかりましたが、美味しそうなお酒が惜しげもなく並んでいますので、この次買おうなんて思っていているとなんと最後の一本でした。

 

 新潟県 南魚沼郡 白瀧酒造株式会社さんの「上善如水」純米吟醸 ひやおろし

とにかくクセがなくとても美味しい。

 

 

 

 

 

 長野に息子を送って行って「信州くらうど」で買ったお酒です。「仙譲はおいしいお酒、黒松仙譲は高級なお酒」のCMで有名な伊那市 高遠町の株式会社 仙譲さんの「仙譲」純米大吟醸 山恵錦 磨き40 この日は蔵元の営業さんだと思いますが、遠路はるばる店頭で営業されていたのでありがたく買わせていただきました。

 

 精米歩合:40%  アルコール分:16度  長野県産山恵錦 100%使用

大吟醸酒はもともと粘度がある気がします。華やかで熟成感のある香りが美味しさを物語っているようです。やさしい甘さとほんの少し感じる苦みが美味しい気がします。熟した美味しい果物をいただいているような熟成感のある甘さが特徴的です。季節の山菜の天ぷらなどといただきたい一品だと思います。

 

 

 磐栄運送株式会社 諏訪御湖鶴酒造場さんの「御湖鶴」純米吟醸 ひとごこち 無濾過生原酒 精米歩合:50%  アルコール分:16度  ひとごこち 100%

「無濾過」「生原酒」「しぼりたて」という言葉についつい惹かれます。夏休みになった娘と息子を長野に行って「信州くらうど」で買い求めました。

 透明度も高くつやを感じます。華やかなフルーツの香りと上品な酸味と穀物の香りを感じます。酸味と甘みが美味しい果物をいただいているような感じです。後味もすっきりとしています。

 

 

 長野市 川中島町 株式会社 酒千蔵野さんの「栄輝」純米吟醸 無濾過原酒です。「御湖鶴」とともに買い求めた一品です。

精米歩合:55%  アルコール分:16度  金紋錦 100%使用

 店頭で長野駅の駅員さん方が営業活動をしていました。話を聞くと駅員さんたちがこちらの蔵元に行って酒造りを教わって、一緒に仕込みをされたという特別なお酒だということです。二度とお目にかかれない幻のお酒ということになると思いますが、反響が大きければまた造られることもあるかも知れないと思います。

 

 淡い黄緑色で透明度が高くてとてもきれいです。香りはすっきりとした酸味、甘味と果実の香りが美味しそうです。雪どけ水のように飲みやすくて、酸味と甘みのバランスがとてもいいと思います。後味のほのかな苦みもおいしさのポイントだと思います。

 

 

 ゴールデンウイークに上田のアリオで買い求めた一品です。上田市 和田龍酒造株式会社さんの純米酒「上田獅子」 精米歩合:59%  アルコール分:15度

 

 すっきりとした甘さと酸味の後はピンと辛くて飲みやすいお酒です。熟成感とすっきり感を同時に味わえる気がします。ラベルのは原画は版画だと思いますが獅子と活字がとても味わい深いです。

 

 

 「実りの秋」「食欲の秋」です。そうそう忘れてはいけません。「読書の秋」こちらは最も大切です。インターネットばかり夢中になっていないで、たまにはまた本を開いてみましょう。とはいっても、果物にお酒にモドリガツオ、虫の声を聞きながら秋の夜長を楽しみましょう。