10月も半ばを過ぎると朝はすっかり霜が降りていますが、まだ梅雨の真っ最中、ウォンバットを見たくて女房を誘って茶臼山動物園に行ってきました。ただこの日は梅雨の中休みで、それほど暑くもなくちょうどいい行楽日和でした。
なんとこのウォンバット日本では大阪 池田市の五月山動物園とここ茶臼山動物園にしかいないのだそうです。先日、茶臼山動物園のメスの「モモコ」は30歳の誕生日を迎えたということです。ウォンバットととしてはかなり高齢で長生きなのだそうですが、これからも元気でいてほしいと思います。
夜行性なので寝ている姿でも見れたらラッキーかなくらいに思っていたのですが、なんと、草を食べているかわいい姿を見ることができました。
さすがに人気で見ている人たくさんいましたが、何とかねばって待っていて見ることができました。いちばん良い場所で陣取って、ずっと動画を撮っている体格のいいお父ちゃんがいたのですが、(子供たちに代わってやってほしいな)なんて思っていました。
ウォンバットはカンガルーやコアラ、と同じ有袋類ですが、独特な進化をした動物たちなので、ウォンバット科亜目の中のコアラ科、ウォンバット科に分かれているということです。
アミメキリンも人気いっぱいでした。食事しながら人懐っこく近づいてきてくれました。なんといっても長い首とうつろな目がかわいいです。
キリンの奥にはシロオリックスとグラントシマウマがいましたが、今日は何故だか近くで見ることができませんでした。
「もうじゅう舎」にはライオンにアムールトラがいますが、暑いのでみんなお昼寝中でした。
ニホンザルもかわいい子ザルが人気です。小高くて日当たりのよい山の東側斜面を利用した動物園なので、動物を見ながら歩いているだけでもけっこういい運動になります。
ゾウはとても賢そうな動物ですが、こちらのアジアゾウはアフリカゾウと違って、神仏の遣いのような雰囲気を感じます。それにしても大きい動物です。
ほかにも、日本固有の夜行性の動物、ホンドタヌキに二ホンアナグマ、ムササビ、モモンガなどもいます。タヌキは家の作物を時々食べに来ますが、根こそぎ持って行ってしまうのではなくて、自分の食べる分だけを持って行くので全く気にもしません。
アナグマは朝起きると家の周りに穴を掘ってあるのですが、どうやら好物のミミズを掘って食べているようです。畑の作物には見向きもしないようです。昼間、子どもたちと側溝の中にいるアナグマを見つけたことがありますが、毛並みがきれいでシッポは短くてとてもかわいい顔をしていました。
二ホンジカにニホンカモシカにも行き会えます。自分たちの暮らしている環境は動物に昆虫に微生物から植物に至るまで、たくさんの生き物と共存していることを忘れないようにしたいものです。
最後に行ったのは「レッサーパンダの森」です。さすがに人気いっぱいです。
じゃれあっている二頭もかわいいですが、眠っている姿もかわいいです。
かわいい動物たちを観ながら広い園内を歩くのも楽しいです。ちょうどお昼の時間になったので、そば処「小木曾製粉所」でお蕎麦をいただいて帰りました。