ある日仕事から帰ると、見事なカラスアゲハが、部屋の中にいました。記憶をたどると去年、押し入れにしまっておいた蛹が羽化したのです。これは、気の毒なことをしてしまいました。早速、外は暖かいので放してあげました。
休日、散歩に行こうとして玄関を開けると、かわいい昆虫が来ていました。(踏まなくてよかったです)体長は約2㎝ほどで、小さいけれどもどこから見てもセミに違いないのですが、こんな小さいセミは初めてみました。(ひょっとすると新種?)
そんなはずはもちろんなくて、後で図鑑で調べて「ニイニイゼミ」だと分かりました。ニイニイゼミは「声はすれども」でこの歳になって初めてみた気がします。散歩から帰るとさすがに姿はありませんでした。
別の記事で、家の車のタイヤで羽化しているエゾハルゼミを紹介しましたが、これはまた別の休日、玄関先の切り株で羽化しているところに付き合いました。昆虫たちの羽化するときは、もっとも外敵に狙われやすく、また羽根が伸びてもまだ飛ぶことは出来ないのです。6・7年も暗い土の中で過ごして、やっと地上に姿を現したと思うと一週間ほどの儚い命なので、おもいっきり地上生活を楽しんでほしいものです。