satoyamanekokunのブログ

猫たち、お酒、山に虫、神社仏閣、全くまとまりのないブログですいません。

かわいい孤児たち


7月7日の朝のことです。
場所は、JA佐久浅間 南部営農センターの集荷場での出来事です。時間は6時を少し回った頃でした。

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いつものように集荷場に着いて 、少しばかりの(本当に恥ずかしいくらいわずかな量です。)ズッキーニのケースを、車からカゴテーナに運んで市場概況を見ているとき、猫のような鳴き声が聞こえたのです。

何となく、向かいのライスセンターの方角から聞こえてくるような気がするし、猫にしては少し声がしゃがれているような気がします。


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ライスセンターを見てみると、さすがにお米を扱う場所だけあって、高い屋根に鳩が3羽いました。以前、カモメが迷ってしまったのか、長野県内で確認されたという新聞記事を思い出して、ひょっとすると近くにウミネコが飛来したのでは・・・。などと色々考えて集荷場から外に出ると、もちろんそんなはずは全くなくて、鳴き声は集荷場のすぐ東側から聞こえました。
そーっと鳴き声のする方を見ると、鼻と耳と足先それに尻尾が焦げ茶色で他は白くて、両目が青い可愛い子猫がいました。

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しゃがみ込んで顔を見ると、子猫も自分に近づいて来て鳴きながら、自分の顔をのぞき込むように見ていました。フェイスブックの「エウレカ」という、保護猫たちを紹介してくれているサイトがありますが、「ハイキング中に兄弟が保護した可愛い野良猫」にそっくりだったのです。
このまま連れて帰ろうかと思ったのですが 、この近所の家の迷子かもしれないし、JAの職員さん方が保護している猫かもしれないし、家にも保護猫が2匹いるし色々考えると、とても連れて帰る訳には行きませんでした。
とりあえずもうじき、佐久南部営農センターの職員さん方も来てくれますので、心配しなくても大丈夫かなと思いつつ車に戻ると、後をついて来て車の下に入ってしまいました。この無邪気な行動が余計可愛くて仕方なかったのですが、車の下をのぞき込んで轢いてしまわないように、そーっと発進して家に戻ったのですが、その後はずっとその子猫のことが頭から離れませんでした。
本当は、あんな小さな子猫があの近所の家から迷って来たということは、まず考えられないと思っていました。多分色々な人達が出入りする場所なので、そっとおいて行ったのだと思います。
そして7月8日の朝は、6時30分くらいに集荷場に行きました。集荷場の周りを注意して見回したのですが、昨日の子猫の姿もなくて、鳴き声もしませんでした。
昨日のうちに誰かに保護されたのかもと思いきや、ズッキーニをカゴテーナに移し終わると、かなり近くであの子猫の鳴き声がしました。
集荷場の中は、まだ暗いので辺りを見回すと、入ってすぐ右側の棚の一番下の段で丸くなったまま鳴いていました。多分ここで一晩過ごしたのだと思いますが、また会えた嬉しい気持ちと、何か食べたのだろうか?という心配もいっぱいでした。最近はかわいそうに思って餌だけあげるのは、非常に無責任な行動だと言われています。
今日は、JAの職員さん方も一日いますし、後で電話をしてみることにして帰ったのですが、何とか保健所には連れて行かれないようにしなくてはいけないと思いました。
市役所の環境政策課に連絡を取って、保護して譲渡会につなげられたら、里親が見つかるかもしれません。
そして、この2日間あの子猫のことで頭がいっぱいでした。そして、この日別の用事もありましたので、佐久南部営農センターに電話をして何気なく子猫の話をしました。話はすぐ通じて、「事務所で預かっていたのですが、ほしいとう方がいて連れて行ってくれました 」ということでした。
これで安心しました。そして、どうかいっぱいかわいがってもらいたいと思います。そして、優しい佐久南部営農センターの職員さんありがとうございました。

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家の2匹も大きくなりました。この子たちも、多分捨て猫なのだと思います。
ミルキーを見つけた頃、朝はまだ霜が降りるくらい寒い時期でした。ハンちゃんは多分、幾日も何も食べていなくてガリガリに痩せていました。

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佐久市でも不幸な猫たちを殖やさないために、こんな素晴らしい活動をフェイスブックを通じて教えていただいたにも関わらず、締切の確認もしないまま過ぎてしいました。大変すいませんでした。