浅間山の雪は今回でたぶん5回目になると思います。一昨昨日、11月23日に積もった雪はまだしっかり残っているので、かなり積もっているのだと思います。今日は暖かい日です。トンボに蝶の姿も見かけます。
本年度、副区長と衛生委員長を仰せつかりました。実際のところ副区長は2回目で衛生委員長は4回目です。
この地区は山間部なので、以前から粗大ゴミの不法投棄が後を絶ちません。冷蔵庫に洗濯機、古タイヤ、電子レンジ、パソコン、かなり悪質だったのは2tダン1台分ほどの建築廃材が林道のど真ん中に放置されていました。警察に通報したのは4回ありますが、犯人が分かったのはこの建築廃材だけです。
さらに先日、考えられないようなものが捨てられていました。写真の雛人形ですがこういうものをゴミとして捨てる人たちとはどういう人たちだろうか。情けなくて顔が見たくなります。ものがものだけに粗末にしてはいけないので、こちらも佐久市役所、佐久警察署に連絡して処理していただきました。
そんな訳で以前から粗大ゴミには悩まされ続けてきましが、鳥居とかお地蔵さんが効果があるという内容をテレビで紹介していました。ただ、何もないところに鳥居だけあるのも、夜は特にちょっと怖い気もします。
先月、「分杭峠」に出かけた折に茅野市から高遠に抜ける国道152号線、「杖突峠」の待避所には立派な鳥居が建っていました。飯綱町、東御市などでは「ゴミ無し地蔵」というお地蔵さんが建てられているということです。
かねてからお地蔵さんがかわいくていいなと思っていて、何とか今年のうちにできるだけお金をかけないでお地蔵さん建ててみたいなと思いました。
地区の役員会で提案すると、役員さんから「欅の板があるから使うかい」ということで、厚さ23ミリの立派な板を提供していただきました。早速、3分割して水洗いして日陰干ししました。
フリー画像を見ながらフリーハンドでお地蔵さんの姿を描いて周りをカットしますが、さすがに欅の無垢材は堅いです。
なんとか3体、姿にはなりました。こういう工作久しぶりでなんだか楽しくなってきました。
中の線は小さいルーターを使って彫り始めたのですが、木目の色の濃いところはさらに堅くて均一に彫れません。急いでホームセンターに彫刻刀を買いに行きました。
そして、娘が夏休みのうちにアクリル絵の具を借りて溝を黒い線にしてみました。ここまでは順調に進んだのですが、杭になる材料を探すのに奮闘しました。
カインズホームにケーヨーⅮ2、大地、何度も足を運びました。アマゾンに楽天、ネットではやはり実際の質感がわからない。昔からある金物屋さんか鉄工所に行ったほうが早いかなと思いきや、会社の友達と休憩時間にそんな話をすると、新しいカインズホームの資材館の右手の奥で見たという話を聞きました。
カインズホームの資材館も3回見に行ったのですが、そこのエリアは店員さんしか入れないエリアかと思っていました。3×30×30×1820mmのアングル材です。手に持ってみるとやはり納得します。
ドリルの歯とセンターポンチを新調しました。お地蔵さんの大きさに合わせて4ヶ所穴をあけて、錆止め塗料を塗りました。
サンダーも久しぶりに持ち出した気がします。杭にするアングル材の角を落とすのに使いますがかなり手強い。
表示をラミネートしたものを貼り付ける板を探すのにも一苦労しました。これも実際見てみないと強度とか質感がわからないので、ネット通販で安易には頼めません。しかもできるだけ安いものを探しました。両面テープでは雨風にさらされると長持ちしないのでアロンアルフアで貼り付けました。
ハンちゃんが手伝いに来てくれました。
そして、お地蔵さんには木部保護ペイントを塗りました。また少し違う質感に変わった気がします。
10月は県道添いも草ボウボウだったので、何度か霜が降りて草が枯れたころ建てようと思っていたのですが、何とタイミング良くシルバー人材センターの方達が草刈りをして行ってくれました。
ドリルでネジ穴を開けるとき強く押しすぎて、アクリル板の下のほうが欠けてしまいました。
11月26日(土)、地区の役員さんに手伝っていただいて、いちばん悪質なケースの多い場所に念願のお地蔵さんを建てることができました。材料を提供していただいた役員さん、建てるのに協力していただいた役員さん、本当にありがとうございました。
そして、役員会で「鬼がいいじゃない」と提案していただいた役員さんもいました。確かに鬼もかわいくていいと思います。今回は初めての試みだったので、試行錯誤の末やっと完成したという感じですが、次回、追加で作ることがあったら鬼にしてみたいと思います。
自分も通勤途中にこの辺りで車を止めて怪しいことをしていることがありますが、もちろんゴミを捨てているわけではなくて、この辺りにいつもいる野良猫に餌をあげています。行政では野良猫に餌をやらないでください。と連絡を受けていますが、お弁当の空容器や生ごみを捨てていく人たちもいます。お腹が空いていてそういうものをこの子が食べてしまったら、お腹に詰まって死んでしまいます。だから自分は車にいつもキャットフードを載せていて姿を見たら餌をあげています。
こんな感じの八割れの猫です
雛人形を捨てていくような人たちは、この表示を見てもなんとも思わないかもしれまんが、少しでもそういう人たちの心に響いてほしいと願っています。