神社仏閣を訪ねて(8)元善光寺

 

 

 二週続けて土・日は畑仕事に専念しました。といってもかなり出遅れた感があるので、まだまだ全く間に合ってはいないのですが、それでもたまにはどこか出かけようということで、6月29日まで「御開帳」が行われている元善光寺に行くことにしました。

 

 

 連日雨降りですが、今日は午前中は曇りの予報でした。駒ヶ岳のSAでコーヒーをいただいて一休みしました。天気が良ければこちらに中央アルプスの峰々がそびえているのですが、梅雨の合間なのでしかたないです。それでも時々雲の合間から宝剣岳が確認できました。

 松川インターで中央道を降りて、国道153号線(三州街道)をさらに南に進みます。天竜川から西側斜面に元善光寺があります。はるかに30年ほども前ですが、佐久交通安全協会の青年部をやっていたとき、岸野支部の旅行で木曽の妻籠宿から昼神温泉に泊まって、元善光寺をお詣りした覚えがあります。

 

 その頃はあまり神社仏閣のありがたみも、縁起もあまり理解もせずにお詣りしていましたが、この歳になって神社仏閣を詣でる楽しさが分かりました。

 こちらの元善光寺信濃国 伊那郡の朝廷に使えた役人、本田善光公が信濃国司の供として京に上った際、物部氏によって厄落としとして難波の堀に打ち捨てられた阿弥陀如来像をみつけてすくい上げお連れしたのがこちらの元善光寺、全国に119か所あるといわれる善光寺ですが、全国で「善光寺」と最初に名前か付けられたのがこの元善光寺です。

 難波の堀とは大阪 和光寺阿弥陀池ではないかと言われていますが、実際には定かな文献があるわけではないようで、大阪とも奈良県明日香村とも言われているようです。

 

 

 境内自体が西側斜面にありますので、石段は少々急な感じがします。

 

 

 

 山門をくぐると次の石段の上に回向柱が見えました。

 

 こちらの回向柱は特殊なコーキングを施しているわけではありませんが、回向柱の前後に消毒用のアルコールが準備してありました。

 

 善光寺と同じくご本尊様は一光三尊阿弥陀如来像で、御開帳の際もその前立本尊と回向柱が繋がれています。そして本堂の内部はもちろんですが撮影禁止になっています。

 靴を脱いで本堂に上がらせていただいて、前立本尊さまの真向かいに正座して、今日はとにかくここ元善光寺にお詣りにこれたことがうれしくて、後ろで待っている参拝者の迷惑も考えずに目をつぶって、般若心経を暗誦させてもらいました。

 

 前立本尊の左手には本田善光公の塑像があって、右手には木彫りのお釈迦様の涅槃像がありました。

 

 

 あまり混雑していなかったので「戒壇巡り」をさせていただきました。そしてその右手には「お賓頭盧」さまがおられます。「戒壇巡り」は当然手を消毒して、砂時計で前の方との時間をおいて進むように配慮されています。

 

 元善光寺の「戒壇巡り」は無料で体験できます。「戒壇巡り」そのものが仏様の胎内に入らせていただくことでご利益があるのだそうです。善光寺ではご本尊さまの安置されている地下室の鍵に触ることで運が開けるとされていますが、元善光寺ではご本尊さまの真下にあるという独鈷の形をした開運の錠前に触れることで、仏様とより深いご縁で結ばれるということです。

 

 四方から回向柱を撮ってみました。

 

 かわいいお地蔵さん。

 

 

 

 

 

 

 本堂の階段右手の石仏さん、お観音さまでしょうか?

 

 時間とともに参拝者も増えてきました。

 

 こちらは平安時代の僧、元三大師 良源さまのお札です。当時、疫病が流行り人々を苦しめていました。良源はこの疫病を鎮めるために鏡を前に禅定に入ると、鏡には骨ばかりの鬼の姿が現れたということです。その姿を弟子の一人に描かせて、お札に刷って護符として配ったということです。このお札を戸口に貼った家は、疫病は元より一切の災厄にかからなくなったといわれています。

 

 佐久市はここのところ長野県で3番目に新型コロナウイルスの感染者が多いので、アマゾンで買ったアマビエさんと一緒にいやな病気から守っていただきましょう。

 

 


 
 お詣りを終えて向かいのお土産屋さんに寄りました。入口に見事な水引細工の宝船に目がとまって、写真撮らせてもらっていると「中にもたくさんあるから撮ってって」とお店のおばちゃんが声をかけてくれました。

 

 遠慮なく入らせて水引細工を見させていただいていると、きさくなおばちゃんはたくさん話をしたくれて、このトラを作った方はお亡くなりになったということです。

 

 

 

 

 お店のおばちゃんの話では、「水引の里」というような物産センターのようなところはすっかりなくなってしまったということです。

 

そして今日久しぶりに行ってみたいと思っていた「伊那谷道中」もいつの間にかなくなってしまったということです。

 

元善光寺で観光案内をしていただいた天龍峡大橋「そらさんぽ天龍峡」に行ってみようと思いましたが道に迷いました。極最近出来たばかりなのでカーナビも案内してくれませんでした。

 新しい天龍峡大橋は二段になっていて下は歩いて渡れるのだそうですが、強力に高所恐怖症の自分たちが楽しんでその橋を渡れるかは保証の限りではないので、早々あきらめて喜久水酒造に寄って、お酒を買ってもらってお昼をいただくことにしました。買ってもらったお酒の話はまた別の記事にしようと思います。

 

 お昼は切石駅にほど近い「千秋庵」というお蕎麦屋さんでいただきました。天ぷら蕎麦をいただいたのですが、温かい出汁に海老天が入っていてその出汁に蕎麦を浸けていただくのですが、ざる蕎麦と温かいお蕎麦を同時にいただいているようでとても美味しかったです。

 

  帰りは豊丘村の道の駅「南信州とよおかマルシェ」に寄ってみました。新しくてとてもきれいな道の駅でした。ジェラートをいただいてお土産を見て、今度は自分のお小遣いで中川村のお酒を1本買いました。足元のこの可愛い花は何でしょうか?

 

 

 そして松川インターから中央道に乗って、駒ヶ岳のサービスエリアで一休みしました。何処かに寄るたびに探し求めていたものがあるのですが、それはザザムシの佃煮です。東信地方では釣り餌として使いますが、まだいただいたことがありませんでした。

 こちらにあったのですが値段に驚いてちょっと手が出ませんでした。

 

 帰りは岡谷が近くなって雨に会いましたが、あちらにいる間は雨も降らづ、かえって炎天下よりは行動しやすかった気がします。善光寺元善光寺も御開帳は今月29日までです。「一度詣れよ元善光寺 善光寺だけでは片詣り」と言われるほどですから、元善光寺をお詣りできたのも何かのご縁があってのことと感じながら帰りました。