satoyamanekokunのブログ

猫たち、お酒、山に虫、神社仏閣、全くまとまりのないブログですいません。

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 ウクライナの国旗の意味は諸説あるようですが、もともと農業が盛んな国で上の青は「どこまでも続く青い空」と、黄色は「黄金色に実った小麦」を表しているという説が有力なようです。そして、何ともシンプルでとてもきれいな配色だと思います。

 

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 この国の街並み、人々の姿をインターネットで見させていただいてこんな一句を思い出しました。「たかとほは 山裾のまち 古きまち ゆきかふ子等の うつくしき町」当然、日本の古民家が並ぶのどかな風景とはまた別ですが、街も人も素敵です。

 

 ところが、街並みもきれいなこの国が、今、プーチンという独裁者に苦しめられてます。 独裁国家の恐ろしさを目の当たりにして、今、ウクライナで起きていることはいつどこで起きてもおかしくないような恐怖を感じます。安倍前首相は特使としてマレーシアを訪問したということですが、さてこの時期に何故マレーシアなのか?全く意味不明です。衆議院予算委員会立憲民主党の羽田次郎議員が、安倍前首相を特使としてロシアに派遣してほしいということを提案したところ、林外務大臣が否定したということです。

 

 否定する場合ではない筈です。在任中はロシア訪問が11回プーチンとは合計27回会談して、「シンゾ-」「ウラジーミル」と呼び合うほどの中だったということです。そして、「ウラジミール君と僕は同じ未来を見ている。ゴールまで2人の力で駆け抜けよとう」とまで述べていました。この発言の中に注意しなければいけない発言が一か所あります。「同じ未来」というところです。

 

 ロシアのというよりプーチンウクライナ侵攻は、独裁政治そのものを浮き彫りにしています。プーチンという政治家の振りをした化け物が本性を現したのでしょう。ロシア国民には全く関係のない一部の権力者だけで計画されたこの事件は、ともすると7年8か月続いた安倍政権そのものが「同じ未来」ということだったのではないでしょうか?

 

 プーチン政権はこの侵攻でも報道を捻じ曲げて、国民には正しいことは伝えないように徹底的に操作しています。安倍政権でも少なからず都合の悪いことは隠ぺい、改ざんは当たり前、公文書は黒塗り、国会での虚偽答弁118回、選挙買収、等上げたらきりがないですが、悪事は別にしてもロシアと同様、権力であらゆるものを操作できる独裁国家を目指していたのではないでしょうか。ちょうど、3月17日の「信濃毎日新聞」の「斜面」にこんな記事が載っていました。

 

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                                                                           3月17日「信濃毎日新聞」より

 

 そして、ロシア政府系テレビの生放送中に「戦争中止」を訴えたマリーナ・オフシャンニコワさんの勇気ある行動にもエールを送りたい気がします。

 

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 はるかに前のことで、何方の講演だったかは忘れましたが、岸野保育園の保護者向けの講演でした。「人として生まれるということは、年末ジャンボ宝くじの一等に相当するものに100回続けて当たったくらい運がいいことなのです」というところを今でも覚えています。数学的に確率の部分と、自分は数学や科学では割り切れないスピリチュアルな部分が多分にあると思っていますが、実際人間として生まれたことはそのくらい尊いことだと思います。

 

 今、ウクライナではプーチンの侵略部隊(自分はあえてロシア軍という表現は使いたくないので、プーチンの侵略部隊と表現しています)に尊い命が毎日奪われています。中には胎児ともに亡くなった妊婦さんもいました。首都キーウの高齢者施設ではいつ砲撃にさらされるかわからない状況の中で、避難できない入所者がいるので「私はここに残る」と言う介護士若い女性もいました。買い物に行っても手に入る食料も少ない中、自分の1週間分の食べ物を分けてあげていました。

 

 この状況下で安倍前首相は、マレーシアより取るものも取り敢えずロシアに向かうべきではないだろうか?そして、いつも「強い外交」「外交の安倍」と口癖のように言っていました。ウクライナの皆さんの苦悩を考えたら外交に長けた方が見過ごす訳にはいかない筈です。政治家の一部には選挙に当選すると何か特別な権力でも得たかのように大柄になる方がいますが、本来国民の代表であるから慎ましく生活しなければいけないはずです。そして、このような有事の際に何ができるか、最善の方法を模索して人々を導くというのが本来の姿です。一刻の猶予んもありません。こうしている間にも何の罪もない人たちが殺されています。「赤坂自民亭」ではいけません。

 

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 ロシアの国民の皆さんには何の罪もありません。ウクライナ国民の勇敢さに胸をうたれました。日本が突然他の国から侵略されたら、自分は銃を取って戦えるだろうか?侵攻が始まる前、演習という名目で若い兵士が国境近くに連れていかれて、本当に戦争が始まってしまって捕虜になった兵士はまだ子供のようなあどけなさが残っているかわいい顔をしていました。多くのウクライナ国民もまたロシア国民も犠牲にしたプーチンの侵略軍は、一刻も早くウクライナから出て行ってほしいものです。今日も早く帰れそうなのでお酒を買って帰って、同じ空の下で頑張っているウクライナの皆さんに一日も早く平和な日々が訪れることをお願いして神棚にお供えしてみます。