satoyamanekokunのブログ

猫たち、お酒、山に虫、神社仏閣、全くまとまりのないブログですいません。

腹の立つマスク

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 新型コロナウイルスの感染拡大が止まりませんが皆さんお元気ですか。またもや飲食店だけが大変な思いをするような政策ですが、政府分科会の有識者からは「人流抑制」から「人数制限」に対策の重心を移すということのようです。果たしてこれで感染拡大に歯止がかかるかはかなり疑問を感じます。

 小さいお子さんのいるご家庭や、受験生のいるご家庭はまたもや大変な思いをしていることとお察しします。国の代表から国民に伝わる対策を一日も早くお聞きしたいと思うのは自分だけでしょうか。

 

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 寒い日が続きますが「大寒」を境に、昼間は天気も良く日差しが暖かく感じます。寒くて雪もあったりするとなかなか表にでるのも億劫になりがちですが、太陽の光を浴びることでビタミンDが生成されて認知症予防にもなるようですから、天気の良い日は少し表を歩いてみましょうかね。

 

 

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 色々な風刺画がありましたが、通称「アベノマスク」が郵送されてきたころには、品薄状態も解消されたころでした。

  

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 見れば見るほど腹の立つマスクですが、安全基準を満たす表示すらないこのマスクを、果たしてどれほどの方が使用したのでしょうか。覚えている範囲では、安倍前首相以外に使っている人を見た記憶がありません。しかも、わざわざこのマスクが「新型コロナウイルスの感染拡大する中で一定の効果を示した」と閣議決定されたということでした。この内容が閣議決定するほど、国政に関わる重要事項であるとは到底理解しがたいものです。

 

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 こちらは、2021年10月31日の衆議院選挙の前にいただいたマスクです。

新型コロナウイルスの感染が広がる前はポケットティッシュでしたが、このマスクはありがたいと思いました。

 

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 全体の約3割ほどの「アベノマスク」が、使われるあてもないまま倉庫に保管されているということです。保管するだけでも一ヶ月7,500万円かかるということです。さりとて、処分するのもお金がかかる。いずれにしても全て税金です。

 

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 消費税も10%になってから何年たつだろうか。増税分は社会保障、福祉に充てるためという名目だったのですが実際には別のことに使われているいる感じは否めません。

税金は「国民から吸い上げたもの」という発言が問題になりましたが、1円でも大切にしてほしいと切に感じます。

旧中込学校の話

 

 既に何年か前になりますが、旧中込学校が耐震工事を終えて一般開放されましたので見学に行きました。

 

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 1872年の学生発布を受け、1873年 下中込村、今井村、三河田村の三村組合立の成知学校が開校しましたが、当初は下中込村の真言宗の小林寺を仮校舎として使用していたということです。

 

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                               真言宗 小林寺

  1974年 新校舎の建設に向けて動き出し、1875年に完成したということです。

同じころ建てられた松本深志高校の前身である、松本市の国宝「旧開智学校」とならぶ「擬洋風建築」で、1969年に国の重要文化財に指定されました。

 

f:id:satoyamanekokun:20220110101053j:plain 「旧開智学校

 

 アメリカ  サクラメント渡航経験のある棟梁・市川代治郎 氏の設計・施工によって建てられたということです。

 

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 当時とても高価で珍しいガラスが、すべての窓に使われていたため「ギヤマン学校」とも呼ばれていたようです。木の机と椅子が懐かしくて温かみがありますよね。

 

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 いたるところが洋風に施されています。

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 当時、使った教材も展示されています。天の虫と書くほど以前、日本で大切にされた蚕の模型に目が停まります。とても精巧に造られています。長い間、繊維が日本の経済を支えていたといっても過言ではないほど盛んな業界だったはずですが、今ではすっかり中国に依存してしまいました。

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 小部屋がまた楽しそうです。

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 ステンドグラスの丸窓がとてもお洒落です。当時、更に珍しくて高価だったのではないでしょうか。

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 屋根の上に突き出た八角塔は、太鼓がつるしてあることから「太鼓楼」と呼ばれていました。当時、ほとんどの家に時計がなっかたので、この太鼓を叩いて時報として知らせていたということです。天井には、山の名前に地名、離島の名前などが書かれています。金峰山甲武信岳という山名も確認できます。

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 太鼓楼の窓から北東の方向に佐久市役所が見えました。

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 外に出て、すぐ東の庭でお抹茶をいただきました。確かこのときいただいたお菓子は、桔梗屋さんのお菓子だったと思います。

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 その庭のすぐ東には「C56」の雄姿があります。

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 よく何もないといわれる佐久市ですが、後世に大切に残したいお宝だと言えます。
 

お酒の話(9)

 あけましておめでとうございます。そして、いつもつたないブログを訪れていただいている皆さん誠にありがとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。

 

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 今年の干支は「寅」ですが、「寅は千里を駆けて、千里を帰る」と例えられるほど生命力の強いネコ科の動物ですが、キジトラの猫もかわいいですよね。今は色々な毛色の猫がいますが、もともとは猫はキジトラだけだったそうです。

 



 

 干支の12支はもちろん動物なのですが、本来は植物の一生を表したものだということです。寅は3番目の干支なので、万物が演然として、初めて地上に生ずることということのようですが、地上という弱肉強食の中で勇ましく生きる動物が割り当てられたということです。決断力の象徴という意味もあり、やはり強さの象徴であり、大胆に展開できる年としてあやかられているようです。

 

 権力者の悪事がことごとく「不起訴」となって、「三権分立」という国家権力の基本すら危うくなっているご時世ですので、何としても悪行に対して正しい審判を下してほしいと願っています。

 

 話はあちこちとびますがお酒というと最近、ウイスキーにはまっています。しかもスコッチだのバーボンだのということではなくて、国産のお財布にも優しいウイスキーを探すのが楽しみです。

 こちらは、「南アルプスワインアンドビバレッジ マスターズ ブレンド」お湯割りと水割りでいただいています。

 

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 こちらは、同じ製造元の「トップバリュ」の1.8リットルです。日本酒はもともと好きなせいか、気がつけば飲みすぎていたということが多いのですが、ウイスキーだとそういうことは少ないようです。何れにしても飲みすぎには注意しましょう。

 

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 娘が夏休み中に女房と、「新型コロナウイルスのワクチン接種」に富山まで行った帰り、お土産に買ってもらいました、三笑楽酒造株式会社さんの「三笑楽」純米生貯蔵酒です。

旨味を感じる果実臭と穀物臭 すっきりした酸味と甘みのバランスが良いと思います。

 緑味を帯びた透明感のある淡い色がきれいです。そして、読んだだけでも楽天的になれるような銘柄だと思いませんか。

 

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 夏休みが終わった娘を送って行った帰りにお土産に買って帰った、玉旭酒造有限会社さんの「おわら祭り」です。富山県立山の伏流水がもたらす、豊富で美味しい水に米どころですから美味しいお酒もたくさんあります。精米歩合65%アルコール分18度 深みのある熟成感とほんのりとした穀物に淡い酸味を含んだ香り、透明度の高いやや緑ががかった質感。一口いただくとすっきりした甘みの後に酸味と辛味がとても美味しい。

 

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 もう一本買ってきたのは、成政酒造株式会社さんのその名も純米酒「成政」、佐々成政と言えば、真冬の北アルプスを越えて徳川家康に直談判に行ったという話は有名ですが、あの時代に甲冑を纏っただけで極寒の北アルプスを越えたわけですから、大変なご苦労が忍ばれます。アルコール分15度 精米歩合60% どちらかというと辛口でしょうか、熟成感のある飲み口でとても飲みやすく、また尾を引くような酸味が美味しい。強調しないお酒なので、どんな料理にも合うと思います。

 

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 さて、こちらは何時、どこで買ったのか?いや、何方かにいただいたお土産かもしれませんが、すっかる忘れてしまいました。八海山醸造株式会社さんの清酒「八海山」

精米歩合60% アルコール度数15.5度 まろやかな口当たりですが辛口のお酒だと思います。後味もすっきりしていて飲み飽きないお酒と言えます。

 

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 「八海山」はこちらのラベルがお馴染みだと思います。

すっきりとした酸味を感じる香り、淡麗、辛口の代表格と言えますが、ほんのりとした甘さとすっきりとした喉ごしです。

 

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 大雪渓酒造株式会社さんのツルヤさん向けの商品でしょうか。「大雪渓」大吟醸

上品な果実臭に、ふわっとまろやかな甘味が口に広がります。後味もやさしい甘みを感じます。全体としてやや甘口のお酒だと思います。

 

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 去年の誕生日に娘が送ってくれた錫の酒器です。ずっしりとした重みと柔らかい錫独自の質感がとても手に馴染みます。鍛造品独自のやさしい光沢もいいですね。最初のうちは眺めて楽しんでいるだけで、Facebookに投稿して自慢したりしていたところ、Facebookの馴染のお友達から、「良い道具や器は大事に使ってこそ価値がありますよ」

と言われて、全くその通りだと思いましたので、気に入ったお酒を注いではいただいて楽しんでいます。

 この冬は、早い時期から寒さが厳しく、12月のうちからマイナス10℃を下回るような朝も幾日かありました。(10月の上旬はまだセミが鳴いていたのですが・・・。)そして、何かとストレスの多い世の中ですが、自分は気に入ったお酒を、気に入った器でいただきながら、今度は何処の山に登ってみようかなどと思いを馳せているうちに、だんだんと穏やかな気持ちになってきますよ。

 

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昨年の漢字

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  昨年の漢字は「金」ということです。これは東京オリンピックで獲得した「金メダル」の「金」ということでしょうか。もしそういう意味だとしたら、冗談でも喜べない気がします。

 無観客で開催されたオリンピックがですが、案の定、新型コロナウイルスの感染者数は日に日に増加したのは事実です。開催前に、菅前総理が「俺は賭けに出た。」といったけれど、一体どういう賭けだったのでしょうか。

 新型コロナウイルスに感染して、志村けんさんも亡くなられた。岡江久美子さんも亡くなられた。何年か後には総理大臣になっていたかもしれない、羽田雄一郎国会議員も亡くなられた。

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 自分が感染してしまうかもしれないという不安も抱えながら、真剣に感染者と向き合って働く医療従事者の皆さんは、大変な過労を強いられていたことと思います。
 
 最初のうちは人出も勿論少なかったのでしょうが、大会が進むにつれてメダルの獲得数も増えると、街に人が出るようになって路上飲みも目立つようになりました。
 そして、大会関係者に選手からも感染者が出たにも関わらず、淡々と競技は進められました。

 「復興五輪」という名目で、一部の権力者だけで半ば強引に開催されたオリンピックでしたが、果たしてどれほどの支援が東日本大震災の被災地に届いたのでしょうか。

 新型コロナウイルスの感染者数が増加して、当然重症化して亡くなられた方も毎日いた訳です。自分達だっていつ感染して重症化してしまうかわからないという不安の中で生活していたので、オリンピック競技をテレビで見るのも嫌になりました。

 「金メダル」と「人の命」どちらが大切でしょうか?国民の命を犠牲にしても戦争に突き進んでいった時代に似てきてはいないだろうか?「平和の祭典」とはほど遠い「東京オリンピック」だったような気がします。
 
 
 
 

 

神社仏閣を訪ねて(6)「西本願寺 長野別院」

 12月25日(日)女房が待ちに待ったこの日は、娘と息子が休みになるので長野市まで迎えに行きました。朝方までは雨でしたが、2~3年に一度の寒気が入ってくるという予報なので、昼間は朝より気温が下がった気がします。

 息子は寮まで迎えに行って、そのまま富山駅から新幹線に乗った娘を迎えに長野駅まで行きました。12:25発「はくたか560号」東京行き、到着までにほぼ1時間ほどあります。買い物はともかくとして、ひたすら速足で善光寺参道を進みました。

 

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 目的地は北野文芸座の上の細い小路の先にある「西本願寺 長野別院」です。門柱には「西本願寺 長野別院」と「本派 本願寺長野別院」、掲示板には「本願寺派 長野別院」とあります。さて、微妙に表現が分かれているのは、どういうことなのでしょうか。

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 細い参道を行くと、右手に親鸞聖人の幼少期「松若丸」様が合掌したお姿のブロンズ像があります。

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 親鸞聖人9歳の頃でしょう。叡山に登る前までは「松若丸」で、叡山に登ってからは「範宴」と改名、叡山に入るための得度を明日にしようとした慈円様に、今日の内に得度を叶えたいという一心で読んだ、「明日ありと思う心のあだ桜 夜半に嵐の吹かぬものかは」という有名な句です。

 

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 自分なりに解釈してみましょう。「何時でも明日は来ると思ってはおりません。きれいに咲いている桜でも夜中に嵐がきて散ってしまうこともあります。」という内容だと私は思っています。

 

 更に参道を進むとご案内札がありまして、「ご縁あって、この境内・参道をご通行の皆様へ 本堂正面では、少し立ち止まり、軽く一礼をいたしましょう。」と書かれていました。

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 立ち止まって読んでいると、境内から出てきた小柄の女性に行き会いました。言語がおぼつかない感じの、ダウン症の女性でした。手話ではなく手まねで、この案内の先でお辞儀をしてから進んで下さい。ということを一生懸命教えていただきましたので、ありがたく聞いた通りにして境内に進みました。

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 今月の言葉が書かれた掲示板の下の、イラストの真ん中におられるお坊さんは親鸞聖人でしょうね。その右手には寺子屋になっているようです。その手前には大きな親鸞聖人の立像がありました。

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 更に本堂から左手には、立派な鐘つき堂がありました。

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 「誰でも念仏申せば救われる」ありがたいです。「南無阿弥陀仏」ゆっくりお参りさせていただきましたので、またもや速足で長野駅まで直行です。途中、たくさんの種類の地酒扱っっている酒屋さんもあるのですが、時間の余裕がありませんのでまたの機会にしましょう。

 

 今日は長野駅前でも、佐久市の「ゆうちゃんを救う会」の皆さんが募金活動に来ていましたいました。遠路、そして寒い中、頭が下がります。今日も募金に協力させてもらいますよ。そのくらいしかできませんが、よろしくお願いいたします。

 「ちゅうちゃん」は佐久市在住の小学校4年生、50万人に一人という難病、「拘束型心筋症」という病気で、心臓移植でしか救える方法がないということです。

 ゆうちゃんの心臓移植が一日も早く実現しますように、お祈りいたします。

二か月ぶりに富山へ

   11月27日(土)は、娘が来年から通う富山大学の高岡キャンパスの近くにアパートを借りたいということで、その物件を見せていただくのと、気に入ったら契約をしたいので、朝6:00に家を出て、小諸の両親と一緒に富山に向かいました。

 

 天気がはっきりしません。長野市辺りから雨がぽつぽつ降り始めたかと思うと、今度は雪に変わりました。信州中野から上越高田までの区間が「冬タイヤ規制」という警告表示が出ていました。現地の物件で11:00の待合せなので正直、困ったと思いました。

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 実際、信州中野の出口で止められてしっかりタイヤを見られたのですが、何とノーマルタイヤなのに通してくれました。しかし、その後はとても怖い思いをして積雪区間を通過したのです。時速40㎞から50㎞で、大名行列のように後方車を渋滞させてしまいました。

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 ハラハラドキドキで上越高田まで来ました。ここからは急に大粒の霰が降ったり雨が降ったり、また急に晴れたり、突風にあおられたり何とも激しい天気でした。

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 黒い雲の下から黒いカーテンの様なものが、海や地上に下がっているところがあちこちにあって時々稲光がします。多分あの下は大荒れなんだろうなと想像が出来ます。大粒の霙が突然叩きつけるように降ってきたことがあります。これがたぶんあの黒いカーテンの下の状況なんだろうなと思いました。

 

 そして蓮台寺PAで一休みして、女房に運転を代わってもらいました。

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 娘は富山駅から新高岡駅まで電車で行ってもらって同乗しました。娘は先月の「衆議院選挙」に、新幹線で帰って来てもらって一緒に投票に行きました。金曜日の午前中は講義があるので、そのまま帰れるように準備して登校して行ったので、比較的早い時間にこちらに帰ってきてくれました。長野市にいる息子も帰れるということなので、女房は午後仕事を休んで長野市まで二人を迎えに行きました。

 

 来年から借りる予定のアパートに現地集合で待ち合わせたのですが、少々遅れてしましました。工場がたくさんある道路に面したところで、日当たりも良くてきれいな部屋でした。「レオパレス21」なので、白物家電にテレビ、インターネット環境も整っています。娘も気に入ったようなので午後、富山市の店舗のほうに伺って契約の手続きを進めることにしました。

 今住んでいる寮も一人部屋で、ユニットバスでテレビ以外は全て揃っていてきれいな部屋ですが、目の前が竹藪で、自分はかなり気になっていました。当時娘は気にしている様子はなかったのですが、どうやら最近気になり始めたようです。手入れがされていれば竹林もきれいなのでしょうが、太くて背の高いモウソウチクが鬱蒼と茂っていて正に竹藪そのものです。

 

 ちょうどお昼時になりましたので、斜向かいの「ALBIS」の一角にある「日本海」という回転寿司でお昼をいただくことにしました。

 

 このお寿司屋さんがまた美味しいお寿司屋さんでした。このアパートを担当していただいた職員さんに、美味しいお店を教えてもらおうと思ったのですが、「自分もこの辺りはあまり詳しくなくてすいません」と言っていました。後で聞いたのですが南木曽町の出身だということです。まだ若い方でしたので、詳しくないのも無理はないと思いました。

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 お味噌汁はセルフサービスでお代わりも自由で、それがまた美味しいお味噌汁でした。

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朝は松代SAで「かき揚げ天玉そば」をいただいたので、すっかりお腹も空いていたので、しっかりいただいてしまいました。

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 そしてオープンキャンパス依頼、2年ぶりに高岡キャンパスにも寄って富山市に行きましょう。

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 お昼をいただいて富山市の店舗にお邪魔して、契約に必要な書類に必要事項を記入して、丁寧に説明をしていただきました。富山市はシトシトと雨が降っていました。

 

 時間も押してきたので、今通っている五福キャンパス近くの「ALBIS」で買い物をして、お義父さん、お義母さんは五福キャンパスもはじめてなので、正門と西門の前をゆっくり通て見てもらいました。

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 寮まで娘を送って「富山西」から北陸自動車道に乗りましたが、またまたたたきつけるような霙に霰が降ったり止んだり、「滑川ー朝日間は冬タイヤ規制」という警告が何度もでていましたが、実際にはタイヤの確認はしていませんでした。融雪剤を撒く道路公団の専用車両が何台も出ていて忙しそうでした。

 

 やっとの思いで名立谷浜のPAで給油して、やっと上越ジャンクションで上信越道に入ります。すると今度は、「上越高田ー長野東間冬タイヤ規制」という表示が出ていましす。上越高田の出口は普通に通過しましたが、新井のハイウエーオアシスに来るとカラーコーンで本線が止められて、全ての車両が駐車場に誘導されました。道路公団の係員が二人いて、タイヤをしっかり確認して、この先の係員の指示に従って降りてくださいということで、上越高田まで戻されて上信越道を降ります。

 

 国道18号線を使って須坂までたどり着いて長野東のICで、再び上信越道に乗りました。娘に会いに行く楽しみと、お昼は何をいただこうかとか、時間があれば少し観光もしたいし、新高岡駅の「ドラえもんのポスト」から自分に手紙を出してみようとか、帰りは富山湾の美味しいお魚に、美味しいお酒を買って帰ろうなんて色々考えていたのですが、結局、早めにタイヤ交換をしなかったばかりに時間にも余裕がなくて、人を待たせる結果にもなってしまいました。

 

 

死ぬまで山歩き(10)

 

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   今回は、農大時代の友達と浅間山の寄生火山と呼ばれる「石尊山」に登りました。寄生火山とはいっても、浅間山の様に火山活動はしていませんが、濁川の源泉は硫黄の臭いがしますから、只今、休止中といったところでしょか。御嶽山白根山のような悲惨な火山災害を忘れないように、常にもしものことを考えて行動したいと思います。

 

 正しい登山ルートは追分宿から歩き始めますが、1000メートル林道から登りましたので、少々ショートカットしたかな?みたいな雰囲気です。浅間山は何度か登っていましたので、こちらの「石尊山」もいつか登ってみたいと思っていました。

 「濁川」沿いに進みますが、初冬のこの時期の林道は雑木の落ち葉がきれいに敷きつめられています。少しいただいて畑に入れてあげたいようです。

 

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 登山道沿いには色鮮やかなかわいい木の実がたくさん観察できます。

 紫でまん丸の木の実は「ムラサキシキブ」でしょうか。

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 下向きに花を咲かせたようピンク色の実は「マユミ」でしょうか。

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 蔓にブドウの房のようになっている赤い実は「チョウセンゴミシ」です。滋養・咳止め・下痢など薬効成分も多いので、漢方薬にも使われていますが、果実酒にしてもきれいな色が出て美味しいです。何年かぶりで見かけたので二粒いただいてみましたが、「すっぱーい!」っていう感じでした。

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 ピンぼけ写真ばっかりですが、真っ赤な丸い実は「ウメモドキ」でしょうか。

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 ウコギ科の美味しい山菜「ハリギリ」の葉がたくさん落ちていました。近くにはその巨木がありましたが、その下にまだ緑の葉をつけた幼木もみつけました。何度か強い霜も降りていると思いますがよく耐えました。

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 作業用の林道と本来の登山道が所々交差しながら進みます。

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 そして、「濁川」の「血の滝」まで来ました。通称「浅間の焼石」がゴロゴロ転がっていますから、足元に注意しましょう。

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 ゆっくり眺めて写真も撮って先に進みますが、「血の滝」の上で濁川を渡りました。

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  傾斜が徐々にきつくなってきますが、「血の池」に着きました。表示があって、池の痕跡はありますが、実際にはこの黄土色の水が溜まっている訳ではありませんでした。

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 こちらには、祠があったのでしょうか。池があるものだとばかり思っていたので、川沿いに進むとなんと濁川の源泉がありました。特に案内表示もなかったので、これはとてもついていたといえます。下流では全く感じないのですが、本来、火山であった山から湧き出している源泉なので、硫黄の臭いがしっかりします。

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 湧き出したばかりはほとんど透明なのですが、しばらくすると源泉の中の鉄分が酸化して、直ぐにオレンジジュースのような色に変わります。

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 こちらは、「おはぐろ池」から流れてくるせせらぎですが、やはりほぼ同じような成分の水のようです。

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 この上に「おはぐろ池」がありました。

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 この池を見ていると背後に祠があることに気がついて、急いでお参りをしました。

お賽銭を入れて拝礼しようとしたその瞬間、そのまた背後の防災無線から正午の時報が鳴って、とても驚きました。そして、ここから更に勾配がきつくなります。

 サルノコシカケの仲間でしょうか。沖縄の「サキシマスオウノキ」のような根を張ったコナラの木もありました。

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 雑木林の中を一気に上ると案内図のある稜線に出ました。

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 なだらかに下って、頂上まで一気に登ります。珍しい株立ちのダケカンバがありました。枝ぶりが見事です。

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 迫る浅間山を左手に見ながら、1667.7メートルの三角点に到着しました。

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  正確な三角点はこちらでしょうか。

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 恥ずかしいけど、今日も友達に写真を撮ってもらいました。

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 今日は天気が下り坂なので、あまり遠くの峰々は確認できませんが、目の前に迫る浅間山妙義山群馬県との境にある山々を見ながら、ゆっくりお昼をいただきました。

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 さて、名残惜しいけれども下山しましょう。友達もこの後予定があるということでしたので、戻る時間を決めておいて途中で引き返しても良いと思っていたにですが、今日は一日付き合ってもらいました。帰りはその昔、修行僧が座禅を組んだ場所「座禅屈」に立ち寄ります。この辺り一帯で修業を重ね、「血の滝」でも「禊」の修行をしては、この洞窟で禅を組んで修行をしたのだそうです。

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 そのまま作業道を下りました。途中、かわいい「カモシカ」に行き会いました。「カモシカ」も人を見ると興味津々です。

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 「勤労感謝の日」のNHKニュースでも紹介されていましたが、「日没の2時間前には登山口に戻る」「道に迷ったらもと来た道を戻る」ということが大事なのだそうです。そして、自分の経験から霧にまかれて方向が分からなくなったときは、とにかく動かないで霧の晴れるのを待つ、冷静になって今何処にいるか考える。コンパスを取り出して方向を把握する。とにかく冷静に立ち止まる。振り返る。考える。何だか人生の縮図のようです。

 

 そして、今日も無事に下山出来ました。そして、ほんとうに楽しい一日でした。ありがとうございました。

 

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