お酒の話(5)

皆さん新年、明けましておめでとうございます。もっと天気が荒れる年末年始だと覚悟していたのですが、こちら東信地区は冬型の気圧配置になるとひたすら寒いですが、雪は少なく思っていてよりは穏やかな正月です。しかし、県の北部や日本海側は年末から大雪に見舞われているようです。除雪中の事故にはくれぐれも注意していただきたいと思います。

 

元旦はお寺さんにご年始に行っていつもの年ですとその後、区の新年会に行って皆さんと新年の挨拶を交わして、一杯いただくのが恒例になっていますが、今年は新年会は中止になりました。午後は女房と運動がてら歩いて氏神様までお詣りに行きました。お詣りして帰ろうと思ったのですが、お賽銭箱の隣にワンカップのお神酒と、使い捨てのコップが用意してくれてあったので、そのコップに半分ほど(お神酒の割には少し多い)注いでいただきました。しっかり冷えていてとても美味しかったです。

 

子供たちが小学校5年生のとき、蓼科山登山があってその日は「望月少年自然の家」で飯盒炊飯をしてキャンプして、とても楽しい楽しい2日間だったようです。

その一週間前の休日に(たしか土曜日だと思いました)親子で小学校に集合して、飯盒でご飯を焚いて飯盒でカレーを造って、先生を囲んでみんなでお昼をいただきました。久しぶりに、飯盒で炊いたご飯とカレーが美味しかったのを覚えています。

たまたま娘のときも、息子のときも幸運にも同じ先生で楽しい思い出でした。

娘が帰ってきて500mmℓのペットボトルに「望月少年自然の家」の水を持って来てくれました。冷蔵庫に入れておいたその水を夕飯のときお酒をいただきながら、「和らぎ水」としていただいたら超軟水でとても美味しかったのを覚えています。

そう言えば子供たちが小さいころは、時々美味しい湧水を汲みに行ったのを思い出します。新和田トンネルの料金所近くにある「黒曜の水」に、小諸市 諸という地籍にある「弁天の清水」によく行きました。

小諸市で今では唯一の造り酒屋、大塚酒造株式会社さんの「浅間嶽」小諸産低農薬米と諸の湧き水「弁天の泉」で仕込んだ。というお酒です。精米歩合 60% アルコール分15度 最初はほのかに甘く後味はすっきり辛口、正に「甘辛ピン」という表現がピタリと当てはまる気がします。

 

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佐久市平賀の芙蓉酒造協同組合さんの純米原酒「よよいの酔」 精米歩合65% アルコール分17度 ほのかな果実臭に熟成感のあるやさしい甘さが美味しいお酒でした。冷やしていただいたら、いっそう美味しい気がしました。そしてまたラベルの絵がとても楽しいですね。

 

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ビートルズを聞きながら仕込まれることで有名な、伴野酒造株式会社さんの「Beau Michelle」(ボー・ミッシェル)これが日本酒と思うほど、お洒落な銘柄とラベルにあいまって爽やかな甘味と酸味のバランスがワインのような美味しさを感じます。アルコール分 9%なので、女性にも人気が高いお酒です。冷やしていただきたい一品だと思います。

 

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大雪渓酒造株式会社さんの「大雪渓」「しぼりたて生原酒」です。 アルコール分 20度 すっきりとした甘さと程よい酸味、しぼりたてならではの美味しさが口いっぱいに広がります。「大雪渓」の中では、どちらかというと微妙に甘口かなと思います。

 

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佐久の花酒造株式会社さんの純米吟醸 原酒「佐久の花」一口いただくとやさしい甘さが口いっぱいに広がります。その後はすっきり美味しく喉を通て行きます。

精米歩合 59% アルコール分17%  ワインのようなスリムな瓶の形がお洒落です。

 

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 大澤酒造株式会社さんの「善光寺秘造酒」けっこう辛口ですが、すっきりした酸味がすいすい飲めて飽きない美味しさです。 精米歩合 60%  アルコール度数 15度以上16度未満 ラベルに「高精白 辛口」と表示されているだけあって間違いなく辛口です。

 

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今日は既に1月3日(日)明日からは仕事です。子供の頃は、1月15日までは「松の内」と言われていましたが、最近では1月7日までが「お正月」という認識のようです。そのうち1月3日までの三が日位になってしまうのでしょうか?恐ろしい感染症も何とか落ち着いてくれることを祈る思いです。

 

あまり人ごみに出かけるようなことは避けたいものですが、冬はどうしても野菜不足と運動不足になりがちです。免疫力を高めるためにも適度に運動して、緑黄色野菜を意識して食べるように心がけたいと思います。最近、緑茶が新型コロナウイルスに対する効果があるという情報もインターネットで見かけた気がします。そういわれれば、緑茶のカテキンは「O-157」と食中毒に効果があって、ガンの予防にもなるという話もありましたので、全く根拠がない訳でもない気がします。そして美味しいお酒をいただいて、楽しくゆったりした気持ちで今年も乗り越えていきたいと思います。

死ぬまで山歩き(5)

 11月せっかくの三連休なのですが、案の定GoToキャンペーンの影響で新型コロナウイルスの感染者が急増してしまいました。そもそも泊りで旅行に出かける余裕もなければ、人の多い観光地に行くのも怖いので、せめて一日くらいは山歩きでもしたいと思いました。

 早速、いつも一緒に登っている友達と,前回お誘いしたもう一人の方を誘ってみました。みんなの都合のいい日と登りたい場所が決まりました。さて、前回のような見切り発車は結果的には楽しかったとしても、あまり関心はできない行動だと言えます。今回は下調べを入念にしておきたいと思いました。

 目的地は、美ヶ原に決まりました。いまのように車で行かれるようになって久しいですが、そのまたはるか前は歩いて登るしか方法はありませんでした。そこで古きを訪ね、その時代の登山道を歩いて登ってみるのが楽しいのではと思いました。旧武石村にある焼山沢登山口からアプローチしたかったのですが、武石観光協会に電話をして確認したところ、去年の台風19号の影響で登山道は現在通行止めになっているとのことでした。

 空かさず後日、長和町観光協会に電話をしてみました。扉峠からの登山道は問題ないということでした。但し、「必ずコンパスを持って行って下さい」と言われました。確かにいつもリュックの中には忍ばせていますが、あまり使ったことはありませんでした。

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 旧中山道の和田宿を過ぎて、しばらく走って国道142号線から、県道67号線に入りました。こちらは先日行った、大弛峠とは違って全面舗装されていましたが、今日もまた自分たち以外に車の通った気配はありませんでした。もちろんすれ違う車の姿すらありませんでした。しばらく進むと、やはり頑丈そうな遮断機がありましたので、冬期間は閉ざされてしまうのだと思います。

 またもや、冒険染みた気になってきてしまいました。自分一人だったら心細くなって引き返して別の山に登っていたかも知れませんが、今日は三人いるし、既に一人の友達は楽しくて仕方がないようすでしたから、そのまま車を走らせるとビーナスラインに出ました。左折してしばらく進むと、扉峠の駐車場に出ました。車は20台ほど止められるようです。峠にはドライブインがありましたが既に営業はしていませんでした。駐車場にトイレがありましたので、トイレを借りて支度をしました。

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 こちらが登山口ですが、あまり人が分け入った形跡はありませんでした。いきなり急坂になりますが、いつもの通り体が温まってくると楽になります。はるか南に蓼科山も見えました。

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 急坂を過ぎると、開けた草原の中を進みます。この辺りから足元を見ると、もちろん花は咲いていませんが、ウツボグサがたくさんありました。初夏に訪れるとあのかわいい紫の花がたくさん見られると思います。

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 ところどころ大きな石に針葉樹の中をすすみますが、足元にはかわいいマツボックリが落ちています。エゾマツ?トウヒ?・・・。たぶんトウヒだと思います。

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 ばったりカモシカに行き会いましたが、しばらくお見合いしていたらなんと更に近づいてきてくれました。

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 茶臼山山頂が見えてきました。

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 なだらかに登って茶臼山に到着しました。

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 三角点と思われる杭が3本ありますが、いちばん手前の「国土地理院」と入っているものが正確な位置でしょうか。

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 ゆっくり茶臼山頂上を満喫して先に進みます。

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 はるか前方に王ヶ頭が見えてきました。右手には「美ヶ原高原美術館」のオブジェも見えますが、このきれいな高原には何とも不釣り合いな建造物に見えるのは自分だけでしょうか。

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 けっこうガレ場と要塞のような巨石群もありました。

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 すれ違った方と話をしたら、たぶんこの辺りのことでしょうか、「とても風が強いので気お付けて下さい」と教えていただきました。

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 松本平から障害物もなく吹き上げてくる風は、たしかにすさまじい勢いですが足元を見ると、あのかわいいコケモモの紅葉した葉がまだ残っていました。

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 この辺りに来たときは風もなく、陽だまりで風で冷えた体を温めてもらいました。

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 このまま好天が続いてくれることを祈ったのですが、残念ながらこの後は曇りがちで風が強くなってしまいました。

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 「塩くれ場」手前のトイレは閉鎖されていましたが、扉にはかわいい牛の顔がありました。

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 「塩くれ場」のいちばん手前の碑が、古そうで何故か気になって三人で確認しました。「遭難記念指導票」と書かれていて、「昭和4年9月18日この地に遠足で訪れ遭難して亡くなられた」というような内容のようです。「松本第二中学校校友会」という文字も確認できます。楽しいはずの遠足で何があったのか知る由もありませんが、何とも悲しい出来事です。誰からということもなく膝まづいて、三人で石碑に向かって目を閉じて合掌しました。

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 「塩くれ場」には、色々な碑があります。

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 すっかり陽は隠れてしまいましたが、「美しの塔」に向かいました。

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 帰り右手に松本平の見えるこの辺りは、立って歩くのもやっとのような強風が吹いていました。

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 その代わり茶臼山の頂上は天気が良くて、さっきの風が嘘のようにおだやかでした。雲の切れ間からは諏訪湖も見えました。

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 コメツガの木にサルノコシカケを見つけました。

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 今日も無事、登山口に戻ってくることができました。帰りはまだ時間に余裕もあったので、中山道「和田宿」に寄ってみました。その昔旅人たちはここに宿をとって、和田峠を越えて下諏訪の街に向かったのでしょうか。

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 立派な鐘つき堂のある禅寺 信定寺にもお邪魔してみました。

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 扉峠という峠が松本に向かう峠だということを、この歳になって初めて知りました。それにしても「峠」というところは、ここを超えるとどんな景色が、また、どんな街があるのだろうと思いを馳せる、何とも魅力的な場所のような気がします。次回は、登山道が復旧してくれることを願って是非とも、焼山沢登山口からアプローチしたいと思います。

死ぬまで山歩き(4)

 前回の山行は、天気は決して良くなかったのですが、とにかく久しぶりなので何とも楽しい一日でした。そして、はるか前から千曲川信濃川源流地標の上の、甲武信岳と反対の稜線の先の峰々に行ってみたいと思いました。

 毎回一緒に登ってもらっている友達と約束をして、楽しみに一週間がんばろうと思ったのですが、10月21日(水)朝起きると左の犬歯辺りの歯茎が痛くて、午後になると頬が腫れてきてしまいました。次の朝は更に左目も見えづらくなるほど、腫れあがっていました。仕事を休ませてもらって、いつも通っている歯医者さんに行きました。 こちらの歯医者さんは、もう二年以上通っているかかりつけ医さんです。

 麻酔して処置していただいて、痛み止めと化膿止めの薬を出していただいて、夜も痛くてほとんど眠れなかったので、午後は早速薬を飲んですっかり休んでしまいました。後日、金曜日はもちろん出勤して、食事は出来るだけ歯に負担のかからないものを食べるようにしました。化膿止めの薬も効いてこの日の午後にはだいぶ腫れも収まりました。

 そして、次の日はいつもの会社の友達と山に登る約束をしていたのですが、女房に「明日はおとなしく家にいるんだよ」と言われたが、約束は約束、自分は野山を駆け回るのは、疲れた体と精神に何よりの薬だと思っていますから、「明日は約束通り行く」と小さく答えました。

 川上村から金峰山、小川山の登山口のある廻り目平をめざしました。廻り目平に向かう道すがら素晴らしい景色が視界に飛び込んできました。はるか30年ほど前になりますが、前の会社の山仲間と金峰山に登った時もこの辺りで車を止めて写真を撮った覚えがあります。

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 広大な野菜畑から手が届きそうなところに、こんな景色があります。
 廻り目平に到着したかと思うと、いつの間にやら遮断機が設置されていて、整理券を取って駐車場に入るらしいのですが、なにやらシステムがよく分からないので、友達が車を降りて管理棟に聞きに行ってくれました。

 駐車場に入って無料券をいただいて、大弛峠の分岐点の駐車場まで戻って作戦会議、ここから金峰山か小川山をめざすのも一つの方法でしたが、都会の人ごみのようにキャンパーがいた、さっきの駐車場には戻りたくはなかった。今日は下調べも十分ではなかったので、かなり反省をしてしまいました。いっそのこと久しぶりに瑞牆山に登ってみようかとも思いました。

 相談の結果、大弛峠入り口の遮断機は上がっているので、とりあえず行けるところまで行って、後は自分たちの足で頑張ろうということになりました。向かうとすぐに見事な白樺林が広がっていました。

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 ここでも道草食って、車を降りて画像を撮りました。そして、ひたすら対向車にも人にも合うことなく、進むとメス鹿の後ろから、見事な角のオス鹿に行き会いました。

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 この後すぐに初めてオフロードバイクの方にすれ違いました。この先の状況を聞こうかと思って止まって手を挙げたのですが、すれ違いの挨拶だと思っていたようで、手を挙げて通り過ぎて行きました。

 ところどころ広い場所があるので、対向車が来てもすれ違いは十分できると思います。両側は手つかずの原生林にところどころ破損したままのガードレール、多少の違法行為をしているような感覚にもなりました。自分はこの辺りで車を置いて行きたいと友達に伝えました。広くなったところに車を置いて、支度をして歩き始めました。

 30分ほど歩いてから友達が、「まだ行けそうだね。行けるところまで車で行こうか?」ということで、車に戻って登山靴を履いたまま、また車で進みました。凹凸が激しいので出来るだけ車をバウンドさせないように、起伏に添うようにゆっくり進んで行きました。
 流石に、けっこうな悪路に差しかかると、上にピカピカの普通車が止まっていてドライバーは車を降りて下をのぞき込んでいました。自分たちに気がついて下ってきたので、止めて様子を聞くとここより上は、更に急坂になって無理だろうと伝えてくれました。

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 この辺りで車を置いて歩くことにしましたが、この後またオフロードバイクに何度か行き会いました。それでもかなり峠に近づいていたことが分かりました。多分1時間も歩かないうちに最初に目標地「大弛峠」に到着しました。

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 標高2360m 自動車で越えられる日本で最も標高の高い峠です。この峠を境に長野県と山梨県の県境になっているのですが、山梨県側はきれいに舗装されています。もし自分たちが山梨県側からこの峠を目指すのであれば、よほど早い時間に家を出るか、前泊しないと無理だと思います。
 ここは峠であって、更には東京都の最高峰 雲取山から甲武信岳、そして国師ヶ岳北奥千丈岳金峰山、小川山、更には瑞牆山へと向かう稜線でもあるのです。こちらのベンチで少し腹ごしらえをして、先を急ぎました。

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 階段が整っていましたが、昨日の雨で滑りやすいので注意して進みます。背後からいつも金峰山の五丈岩が見守ってくれているとうな気がしました。

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 遠くには北岳も顔を見せてくれました。

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 先週末の冷たい雨は、浅間山八ヶ岳でも初冠雪となりました。この辺りでも、やはり雪だったのでしょう。日陰には残雪が残っていました。そして、今朝も冷え込んだようで、お昼近くでも樹氷が付着していました。

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 そして、国師ヶ岳北奥千丈岳の分岐です。

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 一路、国師ヶ岳、に向かいました。

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 少々、北アルプスの玄関口、燕岳を思わせるような花崗岩の頂上ですが、鉄分が多いのかかなり褐色を帯びています。

 こちらからいよいよ、奥秩父の最高峰、北奥千丈岳に向かいました。森林限界に近いせいか、ハイマツとコケモモがきれいでした。

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 かわいい狛犬さんが奉納されていました。

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 標高は2601m 浅間山蓼科山より高い峰です。しばらくこの峰のパノラマに酔いしれました。

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 たぶん今日、長野県側からこの峰に登ったのは、自分たち2人だけだと思います。春日部市から朝5時に家を出て、一人で来たというご婦人とも行き会いました。自分たちが大弛峠を後にするのと同じころ、車に戻ったところでした。峠を下りながら右手を見ると、先月登った甲武信岳が見送ってくれているようでした。

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 一時はどうなることかと思った今日の山行ですが、何とか長野県側から大弛峠を越せることがわったことは大きな収穫といえます。インターネットばかりに頼っている今日ですが、この峠の長野県側の情報は少ないものでした。ただオフロードバイクで廻り目平の入り口から、大弛峠まで走破する動画がありましたので、通行止めではない程度の下調べで見切り発車したような気もしましたが、たまにはこの程度の冒険じみた経験があってもいいのでは、とも思いながら峠を後にしました。

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 行きがけに見つけたキノコですが、実は行きはこういう写真を撮ろうという余裕がないほど気持ちが焦っていたのが事実でした。天然のナメコかエノキダケかと思いましたが、近くで見るとヌメリスギタケでした。何れにしてもいつか登ってみたいと思っていたところに今日は登れました。明るいうちの帰れたことだし、いろいろなことに感謝して思い出にしたいと思いました。


お酒の話(4)

ついこの間まで、「暑い、暑い。」と言っていたような気がしますが、高い山は冷たい雨が止むと、すっかり白くなっていました。平地でもいつの間にか秋も深まってしまいました。この時期は美味しいものに、美味しいお酒をいただきたくなってしまいます。

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酒税法が変わる前は、いわゆる二級酒の中で美味しいお酒を見つけるのが楽しみでした。ここ佐久地方のお酒も、二級酒のほうが美味しかったように思っていましたが、実は、一級酒は値段が高いので、まじまじ飲んだ記憶がないのでわからないというのが本当のところだと思います。

気がつくと最近、馴染みの酒屋さんに、お菓子屋さん、薬屋さん、魚屋さん、が次々なくなってしまいました。元気よくお店を開けているのは、大型店にコンビニばかりです。大型店にコンビニが悪いわけではなくて、ここ数年国の政策が弱い人にやさしくない気がします。そんなわけで自分も買い物に出かけると、ついつい大型店に向かってしまいがちですが、地元のお店を応援しようと心がけています。

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と言いつつも、こちらはイオンで見つけた「トリス クラッシック」です。「昭和」「平成」「令和」と3種類あったのですが、期間限定だったのでしょうか?既にすっかり見なくなってしまいました。中身をいただいてしまうより、眺めているだけでも楽しい気分になります。

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橘倉酒造株式会社さんの純米吟醸「無尽蔵」をいただいてみました。香りはひかえめな果実臭に、ほのかな甘みにキレのある辛口で後味もすっきりしていて美味しいお酒です。暑い日に冷やしていただきたい一品だと思います。 精米歩合:59%  アルコール分:16度

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若い頃は、どちらかというとクセのあるお酒が好きだったような気もします。ウイスキーたったらバーボンに焼酎でしたら、芋焼酎泡盛、近頃はほんのり甘みを感じる黒糖焼酎が気に入っています。蒸留酒なので糖質はゼロなのですがほんのり甘みを感じる気がします。暑い日に今日はこの黒糖焼酎「里の曙」をいただこうと買ってエスカレーターを降りて数メートル歩いたその時です。ごく近くの右側で「パカーン!」という凄まじい音がしました。

一瞬何が起きたのかと思っていると、今さっき買って右手に下げていたレジ袋が軽くなっていました。恐る恐る右下を見るとレジ袋の底が抜けて、瓶がバラバラに割れていました。慌てて破片を拾い始めたのですが、若い女の子達に男の子がきれいな手をして手伝ってくれました。20代前半と思われる男子は最初から最後まで面倒をみてくれました。ケガでもしたら申し訳ないと思いつつも、若い方たちの気持ちがとても嬉しく感じました。

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野尻湖ナウマンゾウ、トウモロコシ、黒姫山俳人小林一茶」の故郷、信濃町唯一の造り酒屋 株式会社高橋助作酒造店さんの清酒「松尾」の1.8ℓ入り紙パックです。辛口でクセがないので「すいっと」飲めて飽きない美味しさです。酒税法改正前のいわゆる二級酒に当たるお酒だと思いますが、二級酒はクセがなくて飲みやすいというイメージがあります。箱の側面に書かれている内容がまた楽しくなります。

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こちらは純米手造りの「松尾」です。さわやかな果実臭、ふくよかに広がる味わいもクセのない辛口でおいしいお酒です。

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「原酒」「しぼりたて」という表示に弱いので、見かけるとついつい手が伸びてしまいます。株式会社 今井酒造店さんの「若みどり」しぼりたて 生原酒 無濾過 無加水 精米歩合65% アルコール分20度 度数は20度と高いのですが、そのつよさを感じさせないすっきりとしたお酒です。ラベルのバックに「信濃の国」の歌詞が書かれているのが楽しいです。

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今年の誕生日のお祝いにいただきました。大雪渓酒造 株式会社さんの蔵酒「大雪渓」の原酒。アルコール分20度 契約栽培米「ひちごこち」100%使用 ひかえめですが熟成感のある華やかな香りに、度数のわりにはやや辛口で飲みやすく、後味のほのかな甘味がまたおいしい気がします。

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千曲川 最上流の蔵元 黒澤酒造株式会社さんの 清酒 井筒長 特別本醸造八千穂」をいただいてみました。やや華やかな香りにほのかな果実臭、やや辛口だと思いますが、すっきりした甘味がまろやかでおいしいと感じました。精米歩合59% アルコール分15度 きれいなラベルが印象的です。


楽しみの虫探しが出来るのもあとわずかかも知れません。毎年いつまでトンボの姿が見れるだろうか?などと考えては晩秋に向かって思いを馳せています。すっかり酒は静かに飲む季節になってしまいましたが、美味しいお酒を静かに味わいたいと思います。

死ぬまで山歩き(3)

今年は春先から登山道も釣り場も、いたるところが閉鎖されてしまいました。登れるようになったからと言って、登山者が渋滞するような山にも行きたくはないし、いつも一緒に同行してもらっている会社の友達と連絡をとりました。

 

9月の4日連休の2日目、道の駅「ヘルシーテラス佐久南」で待ち合わせ、天気はいま一つかもしれないけど明日は、夏休みが終わった息子を長野市で送って行かなくてはいけないし、今日しかなかったのです。

 

お互い運動不足なんでとか言いながら、どちらからともなく「奥秩父山系」「千曲の源流」から「甲武信岳」「金峰山」「瑞牆山」なんて行きたい方向が絞られるや、とりあえず「千曲の源流」から「甲武信岳」を目指そうということで意気統合しました。

 

ところがです。登山口の駐車場に到着して、支度をしているとすっかり降り出してしまいました。仕方なくカッパを着こんで歩き始めました。

 

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ここは、浅間山麓の「池の平湿原」と並び、自分が山に登り始めるきっかけにもなったところです。当時は渓流釣りにはまっていたころ、釣りの本に紹介されていたのがきっかけで、ここに行ってみたいと思いました。当時は登山靴などなかったので、長靴を履いて出かけてきました。当時は駐車場も登山道も整備されていませんでしたが、それがまた野趣があって良かった気がします。

 

ここを訪れるのはかれこれ7回目になると思います。甲武信岳は今日登れれば2回目です。

 

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毛木平の花の終ったマルバダケブキの群落です。花の盛りはこれは見事な光景といえると思います。同時に珍しいチョウたちも訪れていたことでしょう。花の盛りの時期にここだけ訪れてみるのも楽しいと思います。

 

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千曲川の源流を左手に見ながら進んでいきますが、暑い時期は冷たい源流のマイナスイオンが疲れた体を癒してくれます。

 

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登山道のわきには、早くもこんな子たちが顔を出していました。写真だけ収めて先を急ぎます。多分、友達は自分が道草ばかり食っているからペースを乱されて歩きずらいだろうなと思いながら、これが自分流の山の楽しみなのでお許しください。天気が良ければ今日も、珍しいチョウに会えることを期待していたのですが、この天気ではそちらの望みはあきらめることにしましょう。

 

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一枚岩をすべるように源流が流れる「ナメ滝」です。ここを一気に上るイワナを見ることもあるようです。

 

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去年の台風19号の傷跡もいたるところにあります。

 

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ちょっと小腹が空きました。

 

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途中から雨も上がって、カッパも下だけ脱ぎました。そして、水かさがすっかり少なくなって来たのを感じるともうじきです。

 

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そして、しばらくすると「千曲川信濃川水源地標」が見えました。ここまではまずまず順調だったといえます。ダケカンバの根元から湧き出ている水が正に「千曲川」の源流となる湧き水です。いずれ支流の水を集めて、日本海にそそいでいるのかと思うと感慨深いものがあります。

 

とりあえずリュックを降ろして、冷たい源流の湧き水をいただいて元気のあるうちに上を目指すことにしました。多分ここから順調にいっても1時間は覚悟しました。

 

流石にここからは勾配がきつくなります。「まだか!」と思っているうちに稜線に出ました。

 

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時間と体力さえ許せば、この稜線を右に行って「国師ヶ岳」に奥秩父の最高峰「北奥千丈岳」にも縦走してみたいところです。

稜線はしばらく疲れを忘れさせてくれましたが、またもや次第に勾配がきつくなってきました。

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そして、この岩場と思いきや意外と呆気なく三角点が見えてきたのには驚きました。

 

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1時間は覚悟していましたが、15分早く着きました。ここでお昼にしたのが幸運だったのかもしれません。少し霧が晴れて青空も見れました。

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稜線の先には、更に天気が良ければ奥秩父山系の最も西の峰々「国師ヶ岳」「北奥千丈 岳」「金峰山」が望めるのだと思いますが、雨が上がっただけでもご褒美だと思って感謝しましょう。

 

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サンゴのように、見事に岩に貼りつくように生えているのはコメツツジでしょうか。温暖化の影響で個体数が減ってきていると聞きました。

 

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帰りも道草ばかり食っていました。当たり前ですが、人も分け入ったことのない原生林が続きます。

 

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この辺りには、天然のアセビが群生しています。というか山全体をアセビが覆っているという感じです。

 

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自分が登り始めた頃、この辺りのカラマツは背丈ほどもありませんでした。長い月日が流れたことを感じさせてくれる大事な場所のような気がします。

 

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帰りは足がガクガクになりながらも、明るいうちに登山口のある毛木平の駐車場に到着しました。いつ来てもひたすら遠いですが、自分が山登りを始めたきっかけにもなった場所の一つなので、いつ来てもいいところです。

若い頃は、北アルプスの種池山荘で既に夕刻、明日は用事があるので柏原新道を扇沢まで一気に駆け下りたこともありました。

しかし、若い気になってそんな無茶をしてはいけません。自分の体力に合わせて人に迷惑をかけないように、余裕を持って楽しみたいと思います。またいつかこの地に来れることを楽しみにブログを更新してみました。

 

 

 

 

暇さえあれば虫探し(8)

今年はすっかり運動不足です。この日は高原のチョウたちに行き会いたくて、浅間山麓の「池の平湿原」に出かけてみました。

東御市側から林道を行くと、朝のしっとりした空気の中でヤナギランもまだ咲いていました。スキー場を過ぎたあたりでいました。いました。少し大型で風に乗って優雅に飛ぶこのチョウはアサギマダラに間違いありません。

二頭見つけましたが、写真が撮れたのはこの一頭だけでした。

 

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そして「池の平湿原」駐車場に到着しました。早速、駐車場で出迎えてくれたのは、最近家の近くでは見なくなったクジャクチョウです。残念ながら写真は撮れませんでした。

たくさんいた小型のこのチョウは、オオチャバネセセリでしょうか?必死で蜜を吸っている様子がかわいいですよね。右下のハナアブは、モコモコで羽根がちょこっとついていて何とも愛嬌があります。

 

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これより湿原に向かいますが、あまりにも久しぶりで逆コースを行ってしまいました。

慌てて戻りました。

 

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高原は早くも秋の気配ですが、今日はタイミングが良かったと思います。

 

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いつ来ても天国のようなところです。

 

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いましたベニヒカゲです。マルバダケブキの花の蜜を吸っています。地味なヒカゲチョウとジャノメチョウの仲間では、蛇の目の周りに鮮やかな朱色をあしらったかわいいチョウです。中央アルプスにはベニヒカゲとクモマベニヒカゲの双方が生息しているということですが、浅間山麓にはクモマベニヒカゲは確認されていません。

 

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少し汗をかいたりすると、平気で人にも接近してきてくれてかわいいチョウです。

また、動物の糞に群がっている様子を見ることもあります。

 

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こちらは、ミヤマアキノキリンソウを訪れていました。

 

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マツムシソウとベニヒカゲ

 

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ミネウスユキソウでしょうか?こちらの後ろ羽根の色の薄いところが鮮明な個体がメスだということです。

 

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木道わきのマツムシソウを訪れている小型のヒョウモンチョウはコヒョウモンでしょうか。

 

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ベニヒカゲとコヒョウモン仲良くマツムシソウに寄ってきました。こちらのベニヒカゲは二頭ともオスですかね。立て続けに写真を撮りすぎて、スマホの動作がすかり怪しくなってきました。おまけにアッチッチです。

 

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シャクナゲの間に咲いていたマツムシソウを訪れているコヒョウモン。

 

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今度はクジャクチョウも見つけましたが、この画像を撮るのがやっとでした。

 

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三峰ヶ峰でお昼をいただこうと思ったとき、俊敏に飛び回っていたこのヒョウモンチョウは、この距離では判別しにくいですが前羽根の形からしツマグロヒョウモンのオスだと思います。

 

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お昼をいただきながら蓼科山方面を見ると入道雲が発達しています。予想通り家に帰ると雹混じりの激しい雷雨になりました。

 

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名残惜しいけれども、まだ行きたいところがあるのでこちらはそろそろおいとまします。

 

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林道のゲートのすぐ脇にヒヨドリバナの群落があって、またまた運よくアサギマダラに行き会うことができました。

 

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何と、このヒヨドリバナの群落に七頭もいました。アサギマダラはこのヒヨドリバナが好きですが、この花たちも、もうじきに終ると思います。その頃はまた暖かい南国に長旅をするのでしょうか。この小さな体に秘められた本能と体力に驚かされるばかりです。

すっかり時間も忘れて眺めていると、急に暗くなってきたと思うと雷が鳴りはじめました。この後、湯ノ丸の湿原にも行きたかったのですが、もうすぐ雷雨になりそうなので今日はここで行き会えたチョウたちを記録に残したいと思います。

化石の魅力

いつも読んでいただいている皆さん大変ありがとうございます。虫の話だったり、お酒の話だったり、なんと纏まりのないブログですいません。

 

中学の頃、地学クラブに入部していました。放課後、近間にみんなで化石採取に行ったり、夏休みもみんなで顧問の先生の自動車について、自転車で化石採取にいきました。

数年前から、そのころ行った場所に行ってみたいと思いついて、またもや化石好きの本能が芽をもたげてきてしまいました。

 

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採取した標本をただ持っていてもたいした意味もなくて、興味のない人から見ればただの石ころに過ぎないでしょう。そんな訳で、詳しい方に見ていただいた標本を整理しておきたいと思います。

 

こちらは「ツキガイモドキ」という貝だそうです。殻頂部を上にして垂直に中心線を引いてみると、左右の幅がほぼ同じになるということです。「内山層」という泥質砂岩で約2000万年前の浅海の貝類だということです。

 

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2009年3月8日 採取

 

同じく、「内山層」の同じ年代の貝類ですが、「シラトリガイ」だということです。

「ツキガイモドキ」に比べると、全体に平べったい感じでやや小型でしょうか。殻頂部を上にして垂直に中心線を引くと左右が7:3程の割合になるということです。

 

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2013年3月30日 採取

 

細長い巻貝は、「キリガイダマシ」という貝のようです。

同じく、「内山層」の同じ年代になるということです。二枚貝に比べて数は圧倒的に少ないと思います。

 

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2009年3月8日 採取

 

こちらも2009年3月8日に同じ採取地でみつけました。こちらは植物の葉だということですが、これだけではどんな植物なのかまでははっきりしないようです。

 

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2009年3月8日 採取

 

こちらは、砂岩の「駒込層」という地層で、「内山層」よりは新しい時代の地層だということです。自分は木の枝のようなものかと思っていたのですが、こちらは「マテガイ」だということです。

 

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2018年11月23日 採取

 

採取地は同じですが、 まだ調べてもらっていない標本です。

「バイガイ」とか「タニシ」に似たような、だいぶ丸みを帯びた巻貝のようです。完全な形ではないので、どのような貝類なのか判別出来るかどうか少々心配です。

 

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2019年3月23日 採取

 

同じく「内山層」で採取したもので、「ツノガイ」の仲間だということです。茶色く変色しているところは、自分がハンマーをあてた時の鉄分が時間とともに変色したようです。

 

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2009年3月8日 採取

 

14500万年前~6600万年前の中生代白亜紀は、「内山層」より更に下層の「初谷層」があり、500万年前~258万年前は「駒込層」より新しい「八重久保層」という層があるそうです。ここまでがこの地域一帯が海の底だった頃の地層だということです。

 

258万年前以降は、この地域一帯は湖の底だったようです。地層は「兜岩層」「相浜層」と続くということです。「兜岩層」からは、温帯から亜熱帯の植物を中心に昆虫やカエルなどの化石が産出されるようです。

「相浜層」からは、植物の化石とともに、まれに昆虫の化石もみつかるようです。

 

 

農作業の合間にも虫たちを追いかけたり、なかなか化石の採取には時間がまわりませんが、とてつもない地球の歴史には驚くばかりです。自分は個人的に楽しんでいるに過ぎませんが、農作業も片付いたころにはまだ見たことのないものをみつけに出かけてみたいと思います。